会長ブログblog

2010.09.11

見返り橋まで

♪ 雪どけの流れ 小鳥のさえずりをさそう やわらかき緑 乙女を語ろう ・・・

魚沼の御当地ソングで好きな曲は、加山雄三の歌った「湯沢旅情」だ。
新潟の御当地ソングといえば、美川憲一の「新潟ブルース」が最も有名だが、
小林幸子の「雪椿」や、最近では異色の新人ジェロの「海雪」がある。

全国的には北海道が多いし、東北や北陸、日本海や山陰の歌は哀愁を帯びる。
東京は素人の恋愛ものが多く、大阪は夜の仕事の女性の物語だ。 
港が舞台なら別れの歌で、森進一の「港町ブルース」や五木ひろしの「横浜たそがれ」。 
クール・ファイブの「長崎は今日も雨だった」など、切ない思いが唄い込まれている。

大湯温泉を過ぎてすぐ、栃尾叉温泉に向かうために佐梨川に架かる「見返り橋」。
この橋を舞台に、男女の切ない逢瀬を歌った「見返り橋まで」という歌が作られて、
今日小出郷文化会館でトークとカラオケとコンサートが行われる。 歌うのは大阪出身の
歌手浅田あつこさんで、作詞はかぐや姫の「神田川」で有名な喜多條忠さんだ。

奥さんの出身が守門というご縁から、魚沼特使をお願いしている。 栃尾叉温泉がお気に
入りで度々訪れている内に、廻りの景色を織り込んだ詞が出来たという。
湯之谷には何故か趣きの有る名前が多い。 恋の叉とか枝折峠、猿跳橋というのもある。
作詞家なら「見返り橋」という名前に、想いを巡らすのは容易だろう。

栃尾叉から下って来て、振り返るのか? 大湯から上って行き温泉街を振り返るのか?
上り坂か下り坂か? 上りに疲れたら振り返って休むもよい。 下りに急いだら少し立ち
止まってみるもよい。 前ばかりを見るのでなく、来た道を振り返って見る。 
見る方向で景色は全く違うものになる。 誰が名付けたか、洒落た名前の橋だ。

万代橋や長生橋、昔の橋には含蓄に富んだ名前が付けられた。 小出でも柳生橋や仲橋
など意味を持つ名前が付けられた。 歌に唄われた橋も多い。 「数奇屋橋」、「心斎橋」、
「面影橋」、「渡良瀬橋」、「59番街橋」、「ミラボー橋」、「金門橋」・・・

振り向くな 振り向くな 後ろには夢がない  (修司)


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