2016.07.23
昨夜からドキュメンタリー映画「風の波紋」の上映が文化会館で始まった。
風がおしえてくれたこと。 いのちと暮らす、いのちを食べる。
それは手づくりの世界でもあり、この大地とともに暮らすプロフェッショナルな
人びとの世界だ。 進歩ではなく、深められていくことを喜ぶ世界。
発展ではなく永遠の世界。技術ではなく技の世界。知識ではなく知恵の世界。
そしてこんな人間たちの営みを見守っている自然。それはいまでは多くの
人たちがあこがれている世界だ。 と哲学者の内山節が評論する。
越後妻有の雪深い里山を舞台に都会からの移住夫婦の生活を通じて、
自然と人との係わりやいのちについて考えるドキュメンタリーだ。
映画「阿賀に生きる」のカメラを回した小林茂監督は、小出郷文化会館では
十年程前「わたしの季節」の上映と、挿入歌の青木カナのコンサートを行った。
そのときからのご縁で、今日はステージ挨拶をしていただけることになった。
風の波紋は見えないが、稲や草木のそよぐ様子を通して見ることが出来る。
先週、永六輔の事を書いたばかりだが、今度は大橋巨泉の訃報が届いた。
テレビの司会で有名だが、個人的にはジャズ評論のほうが印象に残る。
当時日本女性ボーカル界では抜き出た存在のマーサ三宅と結婚し、
愛娘の大橋ミカと豊田チカもジャズボーカルで活躍している。
深夜番組「11PM」で、麻雀や競馬などいわゆるギャンブルを堂々と世に
出し、小島武夫や阿佐田哲也らとその後の麻雀ブームを作った。
無類のゴルフ好きとしても知られ、多方面に亘る遊び人だった。
テレビが娯楽の中心で、大きな影響力を持った時代がどんどん遠くなる。
今日と明日は大湯温泉で28回目を迎える「魚沼夏の雪まつり」も行われる。
冬の雪を断熱シートでとっておいて、真夏に雪山で遊ぶという豪雪地で
なければやれないお祭りだ。 来週からはいよいよ夏休みに入る。
子供たちにとって1年で最も楽しくて嬉しい時間が始まる。
晴れた空には積雲が浮かび、昨日は北陸地方の梅雨明けが発表された。
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