会長ブログblog

2021.08.07

立秋

連日熱い戦いが繰り広げられた2020東京オリンピックも、明日閉会式を迎える。

初の無観客試合や真夏の競技日程など、新型肺炎の感染拡大と猛暑との闘いという、
オリンピック史上記憶に残る大会となった。それでも、連日の熱戦は見る者に大きな
感動を与えてくれた。矢張りオリンピックはスポーツの世界では特別な存在であり、
アスリートたちのこの大会に掛ける意気込みの強さは他の大会の比ではない。

テレビ観戦であれ、オリンピックでしか見ない競技も多い。例えば、レスリングや
卓球、アーチェリー、ハンドボールに水球など、競技種目としては知られているが、
国際大会や国体であっても、テレビで実況中継される事はほとんど無い。しかし、
オリンピックだけは別だ。日頃、馴染みの薄い競技であってもしっかり中継する。

こうしたメジャーとは言えない競技に光が当たるのもオリンピックならではだ。
レスリングの競技をしっかり見たのも、前回のオリンピック以来のような気がする。
そして、関心は我が国がいくつのメダルを獲得したかであり、そうした報道姿勢も
問題だが、国威発揚がこれほど顕著に表れるスポーツ大会も他に例を見ない。

メダル獲得数を見れば、今まではアメリカ・ロシア・中国などの大国と欧州諸国が
常に上位だった。しかし、今大会では日本が過去最多のメダルを獲得しているし、
アジア勢では韓国も健闘している。アフリカや中南米の国々、島嶼諸国などの選手
の活躍する姿は特別だ。逆境の中から優れた才能が開花する夢を応援したい。

今週も記録的な暑さとなり、3日は三条で39,1℃を記録し全国一番となるなど、
新潟県内8か所がベスト10に入った。勿論、常連の魚沼市小出も入っていたし、
2日と6日にも新津と小出はベスト10に入った。気象庁が猛暑日という言葉を
使うようになったのは2007年からで、ごく最近の事だ。

それまでは、最高気温が25℃以上で夏日、30℃以上が真夏日だったが、近年
35℃を超える日が頻出するようになり猛暑日という新語が出来た。今年は夏の
気圧配置も例年と違い、台風も日本近海で発生し、週末には関東を窺う予報だ。
今日は立秋、暦の上では秋に入るが、残暑厳しい日々はまだまだ続く。

今大会は新型肺炎にやられたが、次回パリ大会は通常の賑わいが戻る事だろう。


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