会長ブログblog

2021.05.22

文春砲

先週末までに九州から東海地方まで、例年より二十日も早く梅雨入りが発表された。

昨年12月中旬の降雪は、国道や高速道路で立ち往生を発生させ、年末としては
記録的な豪雪となった。一方3月の天候は穏やかで随分早い春の訪れとなった。
どうやら季節が前倒しで動いているような気配だ。この調子なら、梅雨明けも早く、
夏の訪れも早いのだろうか。どこかで調整が入るにしても長梅雨は御免だ。

新型肺炎の陽性者数が増加し、緊急事態宣言やまん延等防止措置が発出される中、
漸く高齢者から順番にワクチン接種が始まった。私の予約は7月初めに1回目、
3週間後に2回目という通知が来た。イタリアやスペインなどでは、規制も緩和
され、海外からの旅行者受け入れも始まったという。羨ましい限りだ。

大相撲5月場所は早くも明日千秋楽を迎える。照ノ富士の強さが目立つ場所で、
今日にも優勝が決まるだろう。朝の山の突然の休場は予想外で残念だが、場所前
のキャバクラ通いが申し合わせに違反したからだという。今の時世、感染対策が
万全でないと、本場所も開けないのだから厳しい処分は仕方ない。

しかし、それにしても文春砲は行き過ぎてはいないか。過去、ロッキード事件
やロス疑惑、数々の重大事件など社会性の高い話題をスクープしてきた実績は
万人が認める。しかし、ここ数年の芸能人や政治家の不倫騒動など、報道目的が
社会正義から離れ、個人スキャンダル暴露の低俗路線に変わった。

政治家や芸能人、スポーツ選手など有名人で話題が取れれば何でも有りの姿勢だ。
私たちが政治家やタレントに求めるものは聖人君子のような高潔な人格だろうか。
私はそうは思わない。政治家は国民と国家に有益な政策を実現することが使命だし、
スポーツでも芸能でも、その世界で精進し社会貢献することが期待されている。

特に角界は通常の生活を離れ、相撲部屋での厳しい稽古に明け暮れる毎日で、
一日二食の食生活により意図的に肥満体を造る。親方や兄弟子は絶対の存在で
礼儀作法にも厳しい。そうした力士たちの息抜きの一つが、高級クラブで豪遊
する事はよく知られている。朝の山の行動は軽率だったが、同情の余地はある。

来週26日の満月には皆既月食が起こる。晴れる事を祈りながら楽しみに待つ。


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