会長ブログblog

2021.04.24

ゴルフシーズン到来

さくら花 散りぬる風のなごりには 水無き空に 波ぞたちける  (紀貫之)

本日、雪国のゴルファーが待ち望んでいた、越後ゴルフクラブがシーズンインする。
豪雪地のゴルフ場は11月中旬から4月下旬まで冬期間閉鎖となるので、営業日数が
限られる。今冬の降雪量はそこそこ多かったが、春の気温が高く雪消えは早かった。
過去には春の天候が愚図つき、ゴールデンウイークに間に合わない年もあった。

越後ゴルフクラブは道光高原と呼ばれる南西斜面に位置し、北西の季節風に乗った
雪が吹き溜まるので、標高の割に積雪量は多い。高原コース特有のアップダウンが
有るので、陽当たりの良い斜面と、日陰の窪地では雪解けに差が出る。このコース
は距離があり、バックティーからのコースレートが74,0という難コースで有名だ。

去年からの新型肺炎禍により、ゴルフ場も不況に立たされている。屋外スポーツの
ゴルフは本来感染とは縁遠いはずだが、プライベートコンペと呼ばれる各種団体や
業界の大会が悉く中止になっている。そうしたゴルフ大会は、競技そのものよりも、
終了後、表彰パーティーの懇親会が大きな目的となっているからだ。

日本ではプレーの途中でお昼ご飯を食べ、ビールまで飲めるが、スポーツでこうした
スタイルは他の競技では考えられない。技量に合わせたハンディキャップが付くのも
ゴルフの特徴だ。エチケット&マナーに始まり、スコアーを自己申告する事から
紳士のスポーツとも呼ばれたが、現在ではこの云い回しそのものがNGだろう。

宮里藍や石川遼が高校生でプロのオープン・トーナメントを制し、話題を取ったが、
その後、勝みなみ、畑岡奈紗らが現役高校生で勝ち、現在の女子トーナメントは
20歳前後の若手の活躍が目立つ。昨年は国際的には無名の渋野日向子が全英女子
オープンで優勝する偉業を達成し、日本女子ゴルフ界が注目を集めた。

今年は春一番にカリフォルニア州・オーガスタからビッグニュースが飛び込んで来た。
球聖ボビー・ジョーンズゆかりのゴルフの祭典「マスターズ・トーナメント」で、
松山英樹選手が日本人初の優勝を飾った。決勝ラウンド最終日のバックナインは
かなり痺れた展開だったが、最後1ストローク差で逃げ切った。 快哉!快哉!

「勝った試合からは何も学び得たものは無い 負けた試合から多くの教訓を得た」
                           (ボビー・ジョーンズ)


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