2021.01.02
♪ 年の初めのためしとて 終わりなき世のめでたさを 松竹たてて門ごとに ・・・
新しいカレンダーと予定表が年が改まった事を教えてくれる。年末年始は新型肺炎対策と、
数年に一度の大寒波襲来による豪雪注意報が発せられ、繰り返し不要不急の外出を控える
呼びかけが続いた。その影響で人影疎らな駅や空港の様子がテレビに映し出される。
こんな光景は今回限りにしたい。一日も早く日常を取り戻せる対策が期待される。
新年はほゞ天気予報通りの豪雪で明けた。昨季が記録的小雪だった事もあり、久々に
雪国らしい景色となった。わが社も冬期間は道路除雪が主体となるため、年末年始でも
休めない。世の中には年中無休で稼働する仕事も多く、公共交通機関、消防や警察、
医療関係に介護施設、報道機関、ホテルや旅館など、数えれば相当の業種が存在する。
年末年始やお盆、ゴールデンウイークなどでも、国民挙って休日とはならない。
常時世の中を支える人々が居てくれるから、社会が回っている。しかし、昨年からの
新型肺炎流行は取り分け医療関係に多くの負担を強いている。感染症は通常の病気や
怪我と違い医師や看護師に大きな負担を掛けている。
医療従事者は装備からして全身防護服で覆われ、少しの動作でも大きな負担が体に
掛かる。人の命を預かる仕事だから、一瞬たりとも気は抜けない。新型肺炎流行は
予測していなかったから、体制を合わせる事は困難だ。思い切った、政治的判断で
受け入れ体制を整えたり、人財確保に取り組まなければならない。
この肺炎がわが国で話題となったのは、大型クルーズ船からだった。船中で感染者
が確認され、乗船客全員が足止めとなり、クラスターが発生した。東京など大都市
では若者を中心に無症状での感染者が相次いだ。地方では感染者に対する不当な
差別や、大都市からの来訪を拒否する店などもあり、残念な状態となった。
この際、大型クルーズ船を新型肺炎専用病院として借り上げ、既に感染し免疫を
持った人たちから、医療スタッフの助手として活動して頂いたらどうだろう。
それ位思い切った対策を講じ、新型肺炎だけでなく、通常の病気や怪我にも対応
出来る、安心な医療体制を早期に造るべきと思うが、素人考えだろうか。
新しき 年のはじめにおもふこと ひとつ心に つとめて行かな (茂吉)
カテゴリー:会長ブログ
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