会長ブログblog

2020.12.26

ステイホーム

♪ ごめが鳴くからニシンが来ると 赤いつっぽのやん衆が騒ぐ 雪に ・・・ 

この所、新型肺炎の第3波が猛威を振るい、東京を始め全国で感染者数が更新
される。ニュースでは連日、医療関係者が危機的な状況を訴え、都道府県知事も
繰り返し飲食店の営業時間短縮や、年末年始の過ごし方について自粛を要請する。
こうした事態を受け政府も、GoToキャンペーンの一時停止を決めた。

年末年始を穏やかに迎えるために行動制限する勝負の3週間が過ぎたが、感染者数
は増加し続けた。勝負の3週間という表現で、国民の危機感を煽り自粛を促したが、
東京や大阪の繁華街の人出は思ったより減らなかった。この結果を見て勝負に大敗
したなどと受け狙いのコメントで政府批判を続ける評論家は見たくない。

又、ここに来て急に医療崩壊が叫ばれている。医師会を始め医療団体などから、
危機的状況という警告が発せられる。しかし、日本の医療体制がこれほど脆弱だった
とは知らなかった。入院ベッド数や重症者数などが毎日報道されるが、諸外国の
ように仮設病院やコロナ専用施設、スタッフ確保についての情報はほとんどない。

例年なら年末年始の旅行や帰省客で交通機関も混雑するが、今年はステイホームが
呼びかけられ、静かに新年を迎える人々が多い。旅行はおろか、明治神宮は大晦日
から元日にかけて閉園し、初詣客も制限するという。今年は新型肺炎に振り回され
続けた1年だったが、来年はワクチン接種も始まり平常に戻ることを期待したい。

今週、昭和歌謡の大御所、なかにし礼と中村泰士の訃報が相次いだ。大晦日恒例の
紅白歌合戦の出場歌手と曲名が発表されるタイミングでの知らせに驚いた。
今でも、男性と女性で紅白という時代錯誤の名称と、昭和歌謡のように誰でも歌える
愛唱歌の無くなった時代に、顔も曲も知らないミュージシャンが出場している。

なかにし礼や中村泰士の活躍した時代は昭和だった。なかにし礼はゴールデンカップス
やテンプターズなどグループサウンズの時代から、昭和40年代を代表する歌謡曲の
数々、弘田三枝子やペドロ&カプリシャスなどポップス系も得意とした。中村泰士も
桜田淳子やちあきなおみ、ヒデとロザンナなど多くの歌手に佳曲を書いた。

♪ いつものように幕が開き 恋の歌うたう私に 届いた報せは黒い縁取りが ・・・


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