会長ブログblog

2020.11.07

立冬

今週4日には、大湯温泉や入広瀬まで初雪が降り一面の雪化粧となった。

今日は立冬、一昨年も雪は少なかったし、昨年は12月に少し降ったが、
年明け1月にはほとんど降らず、2月も魚沼国際雪合戦の時に恵みの雪が
30~40cmほど降っただけの、異常小雪だった。今冬は3年続きの
小雪はあり得ないと思うが、長期予報では豪雪と出ている。

3日には、アメリカ大統領選挙が行われ、テレビや新聞は連日特別枠で
報道している。我が国では、選挙結果は当日夜か、遅くても翌朝には
出ているが、かの国ではしばしば結果が決まるまで長い時間を要する。
選挙制度も、二大政党制に合わせ各州総取り方式となっている。

先週は大阪都構想の住民投票も行われ、再び反対票が上回り否決された。
大阪府と大阪市の二重行政の非効率解消を訴えた、大阪維新の会の主張は
理解できる。しかし、大阪都という自治体名は馴染めない。大阪府という
名前を残すか、せめて大阪州なら接戦を制したかも知れない。

今回の二つの投票を見ていて感じるのは、日本人の潔さと、アメリカ国民の
自己主張の強さだ。何れも僅差での決着となりそうだが、どんなに僅差で
あっても、日本では混乱なく結果を受け入れるが、アメリカでは票の数え
直しや訴訟に発展し、決定するまで長い時間がかかる事がある。

選挙結果に時間がかかれば、それだけ両候補支持者の対立も大きくなる。
そうならないためには、疑問の余地のない結果を出すしかない。トランプ
大統領は決して万人受けするタイプではないし、言動には批判も多かった。
にも拘らず、民主党は前回もそうだったが候補者選びが下手だと思う。

大阪都構想は行政の効率化に重点を置きすぎた。大阪府民が地域に抱いている
愛着とか誇りというものが置き去りにされた。日本人が持っている郷土愛は
行政の合理化とは必ずしも一致しない。長い歴史を刻んできた故郷の区割り
や名前を変えるのは、市民にとって簡単ではない事を知らされる結果だった。

神無月 風にもみぢの散る時は そこはかとなくものぞ悲しき (藤原高光)


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