株式会社三友組 新潟県魚沼市の総合建設業

ありがとうキハ40

7月に入り、1日には1カ月遅れで魚沼から入る尾瀬ルートが開通した。

奥只見ダムサイトでは、例年のようなテープカットや多くの来賓による
祝賀セレモニーは行わず、今シーズンの安全祈願の神事のみ行った。
関係者による記念登山は30名ほどの参加者を得て楽しく行なわれた。
奥只見観光の運航する遊覧船と会津バスによる沼山峠からのルートだ。

しかし、今年は御池駐車場のロッヂも売店も未だ閉鎖中、尾瀬沼東岸の
売店の営業も無く、ビジターセンターだけが開いていた。そのため、
登山客の姿もほとんど見かけない異例の尾瀬だったが、大江湿原の
花々は相変わらず季節に合わせた豊かな植生を楽しませてくれた。

沼山峠を登り始めると、今冬はそれほど積雪は多くなかったのに、
オオシラビソの倒木が目立ったが、折れた幹から芳香が漂っていた。
まず目にしたのが、ゴゼンタチバナの白い花、続いてアカモノが
出迎え、湿原に降りると見事なワタスゲの群生が沼まで広がる。

中にひと際目に付く満開の赤い花はレンゲツツジ。ハクサンチドリ
がアクセントをつけ、湿原に目を凝らすと無数に分布するタテヤマ
リンドウの青く可憐な花に混じり、イワカガミやヒメシャクナゲ
も見られる。コバイケイソウの白い花も満開できれいに咲いていた。

木道に沿ってニッコウキスゲの花芽が多くみられ、シカの被害もなく
20日も経てば一面のお花畑が期待できそうで、今年の尾瀬は花の
当たり年だと確信した。他にもコケ類や食虫植物など多くの山野草を
観察することができ、改めて尾瀬の植生の豊かさを確認してきた。

今日は来週11日で引退する、只見線キハ40に乗り日帰り只見だ。
今年3月のダイヤ改正で引退が発表されたが、来週末まで延長運行
されている。今後は白い車体のキハ110系が入ることとなる。
これまで40年余に亘り親しまれてきた列車の思い出を辿る旅だ。

列車にて 遠く見ている向日葵は 少年のふる帽子のごとし (修司)