2016.06.04
6月に入り季節は初夏、これから梅雨入りまでは清々しい気候が続く。
今の時季、植物の成長著しく周囲の山々の緑は日に日に濃くなってゆく。
この所火星の最接近が天体の話題を取っている。 地球に一番近い惑星として
昔からタコのような形をした火星人が棲んでいると漫画などで紹介されてきた。
お隣の惑星だから人類に近い生物がいるのだろうという空想だった。
それでも最新の天文学では宇宙には太陽系に似た星団がいくつも存在する
という事も分かってきたようだ。 宇宙開発は人類にとって最も壮大でロマン
溢れる研究分野と言える。 未知の世界の可能性は無限だ。
明日が新月だから今週は月光の影響がなく星の観察には適していた。
魚沼市では堀之内公民館に小さなプラネタリウムがあり毎月季節に応じた
子供向けプログラムが上映されている。 標高555mの須原スキー場山頂
にある「守門星の家」には400mmの反射望遠鏡が有り、夏季には月2回
程度観察会も行なわれている。
天体に興味を持ったのは小学校の頃の理科の授業が始まりだと思う。
あの頃は倍率が低く、あまり性能の良くない望遠鏡だったが家の前に
セットして月や惑星を観察している子どもたちを多く見かけた。
子供にとっても宇宙は何時も憧れの対象だった時代だった。
今では子供たちの遊びも随分と変わってしまい、姿を消してしまったものも
多く残念だ。 月刊少年雑誌の付録には紙工作が入っていて組み立てて
遊ぶものが主体だった。 そうした付録の中で日光写真という写真機があり
感光紙の上に太陽光を遮る黒い型紙を当て写し出すものだった。
そういえば、シャボン玉も最近つとに見なくなった。 石鹸水を吸い込む
事故を嫌ってなのか、石鹸水そのものの害が問題なのかわからないが
野口雨情のそこはかとなく美しくも切ない詩情も消えてゆくかと思うと
本当に残念でならない。
♪ シャボン玉とんだ 屋根までとんだ 屋根までとんで壊れて消えた
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