2017.04.15
今週前半は気温が低く入広瀬などでは名残り雪も降ったが、昨日からは春めいてきた。
小出周辺の残雪もまだら模様になり、もう少しで姿を消すことになる。
今週水曜日には「国道252号六十里越雪割り街道を愛する会」で再開通へ向けての
除雪状況の現地視察を行った。 山合いを縫って走る道路ゆえ、雪崩の危険箇所が
多く、道路を守るために落雪や雪庇の処理をしながら除雪が進む。
冬期間通行止めとなる国道は奥会津と魚沼との交流も止めてしまい、通行車両台数も
当然ながら激減する。 冬でも奥会津と魚沼をつなぐ唯一の交通手段がJR只見線だ。
6年前の新潟・福島豪雨災害で只見駅~会津川口駅間の鉄橋や線路が被災しバス代行
運転が続いたが、このほどようやく復旧工事が決まり再開通へ向けて道が開けた。
国鉄からJR東日本旅客鉄道株式会社へ組織替えしたことで、赤字ローカル線に
多額の費用負担をすることが難しくなったことから復旧が遅れていた。
このほど福島県と地元自治体、そしてJRが復旧費用を分担することと、列車運行
経費を県と地元自治体が負担することで合意に達した。
2020年の開通を目指し、これから復旧工事が始まる。 JRは上越新幹線のE4系
2階建て車両をE7系の最新車両に変えることも発表した。 2階建てMAXトキ号は
通勤列車として大量輸送を可能にするために導入されたが、東海道や東北、北陸の
各新幹線に比べ、狭く座り心地が悪い上老朽化も進んでいた。
2階席を好むお客様もいたが、1階席は景色も見えない上、階段の昇降が必要で
キャリーバッグを転がせないなど不都合もあったから、新車両導入は歓迎したい。
新幹線時代に入って半世紀が経つが、飛行機との時間と価格競争を意識し過ぎたため
列車旅行の情緒が失われてしまった感は否めない。
そうした中、JR九州の「ななつ星」やJR東日本の「四季島」など超高級列車が
人気で予約が取れない状況だという。 そこまででなくとも「越のSyu*Kura」
や「雪・月・花」など、食事や音楽を楽しむ列車も人気となっている。
春になったら只見線でのんびり景色を楽しみながら行く旅もしてみたい。
♪ 汽車の窓からハンケチ振れば 牧場の乙女が花束投げる 明るい青空 ・・・
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