2025.08.16
♪ 戦争が終わって 僕らは生まれた 戦争を知らずに 僕らは ・・・
1970年、今から55年前のヒット曲だ。北山修が作詞し杉田
二郎が歌った。反戦歌やプロテスト・ソングとフォーク歌謡の
どちらにもジャンルされていた。内容は戦後生まれの若者の行動や
心理を率直に歌ったものだが、曲調もリズムも明るい。
それまでの反戦歌はサトウハチローだったり岡林信康のような体験
からくる哀しく寂しい歌が主だった。私たちの世代でも巷には戦争
で手足を失った傷痍軍人が物乞いをしている姿が有った。そうした
姿が見えなくなったのはこの歌が流行った1970年の頃だった。
実体験としての戦争は無かったが、親の世代には戦死した兄弟や
身内が必ずいた。そうした人たちの話を聞きながら育ったから
戦争を知らない子供だったとも言えない。幸いにして実体験は
せずに済んだという事であって、それは極めて幸運ともいえる。
それでも我が国が80年に亘り平和を維持できたのは、アメリカ
との関係であったり、経済活動を通じた平和外交の成果といえる。
そして、東西冷戦終結という新たなバランスが生まれた事も寄与
した。しかし、こうした世界も崩れつつあるのが現状だ。
戦争と平和は人類の果て無き夢の表裏を成すものなのだろう。
戦争状態にある為政者の声は我こそ正義の使者としての自負が
伺える。人間は自分自身の姿が一番見えにくいものらしい。
正義を通す事より人命の方が重いことが忘れられている。
私たち市井の民に出来る平和活動は不戦の誓いを守る事だろう。
そのために、外交と防衛は国の責任で確立しなければならない。
私たちはその政治の責任を果たす責任政党を支持してゆきたい。
国民の考え方はバラバラでも目的は明確だ。平和史上主義だ。
♪ 野に咲く花の 名前は知らない だけど 野に咲く花が ・・・
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