2022.08.13
今日13日は先祖供養の日、小出公園にある当家の墓地にお参りする。
他に母親の兄の名前が刻まれている大戦の戦没者合同慰霊碑をお参りし、
その後母方の代々の墓のある大塚墓地に行く。暑かった夏もお盆を境に
朝晩急に涼しくなる。蝉の賑やかな鳴き声が、往く夏を惜しむヒグラシ
のもの哀しい声に変わる。今日は二十四節気で「蜩鳴く」の日だ。
都会に出ていた子供たちも、お盆とお正月だけは実家に帰り家族が揃う。
空港や駅が一番混雑するのもこの時期だ。新幹線が開通する前、東京と
小出を繋ぐ急行佐渡号は4時間余り、特急とき号でも3時間半かかった。
上越新幹線に代わってからは浦佐と東京が90分ほどで結ばれる。
便利にはなったが、鉄道の旅の楽しみは景色と共に失われた。在来線の
時代には食堂車が連結されていて、混雑して座席が確保出来ないときは、
食事やビールを楽しみながら時間をつぶしたものだった。日本食堂や
聚楽が運営していたが、新幹線時代に入って姿を消した。
そういえば、グリーン車が登場するまでは1等車から3等車までの等級
があり、グリーン車は当時の2等車に相当した。最近7系車両になって
からグラン・クラスが出来、かつての1等車が復活した。寝台車もそう
だが夜行列車もなくなり、鉄道は深夜営業をやらなくなった。
「せまい日本そんなに急いでどこへ行く」という交通標語が昭和40年代
後半に有ったが、鉄道は航空各社との競争を意識して高速化が進んだ。
鉄路では外国や離島までは行けないのだから、国内旅行くらいのんびり
行くのも良いと思うが、リニア新幹線で更なるスピード・アップを目指す。
目的地に到着するまでの風景や時間を楽しむより、移動時間が短い方が
便利と考える世の中になった。ビジネス目的の移動なら分かるがレジャー
なら違うと思う。ローカル線が人気なのも、ゆっくりと時間をかけて
その地域の風土を感じたいからだろう。只見線の平均速度は40kmだ。
♪ 気楽に行こうよ俺たちは 仕事も無ければ金も無い のんびり・・・
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