2022.04.16
花の命はみじかくて 苦しき事のみ多かれど 風も吹く ・・・(芙美子)
信濃川やすらぎ提や高田城址公園の満開のさくらがテレビに映し出され
花見客で賑わっている。今週初めの連続した夏日で開花から満開まで
一気に進んだ。さくら前線は、福島から山形、宮城へと足早に東北へ
向かう。わが魚沼でもあちらこちらで開花が始まり、来週は見ごろか。
今週日曜、ロッテの佐々木朗希投手が、プロ野球史上28年振りとなる
完全試合を達成した。19奪三振という新記録だから8回しかバットで
グランドに打ち返されなかった事になる。連続三振の13も新記録で、
リードしたルーキー・キャッチャー松川虎生も素晴らしい仕事をした。
この偉業により人気に陰りの出ていたプロ野球が一気に話題に上った。
メジャー・リーグでの大谷翔平選手の二刀流での活躍もそうだった。
将棋の世界では藤井聡太五冠の誕生で、地味だった棋界が注目された。
スーパースタアが出現しないと、人々の関心が集まらない時代だろうか。
3月16日の福島沖地震で止まっていた東北新幹線が、予定より早く
14日に再開通した。新幹線の無い不便を沿線住民を始め東北に出掛け
る多くの人々が実感した。JRの稼ぎ頭だから、復旧作業も早かった。
旧国鉄からJRに変わり35年、光と影の部分がはっきりしてきた。
JR西日本が赤字ローカル線の運営を見直すと表明したが、運行組織が
株式会社である以上、赤字路線はいずれ廃止に向かう運命となる。
JR只見線も、11年前に被災し復旧も危ぶまれたが、鉄路の所有を
地元自治体が担い、運行をJRが行う上下分離方式で今秋再開通予定だ。
このように公共交通機関の運営を株式会社に委ねるやり方だけでは存続は
難しい。2050年にカーボン・ニュートラルを国際公約した我が国で、
鉄道から自動車へという流れは相反する。環境負荷を抑え、大量輸送が
可能な鉄道を維持するには、運賃収入だけに頼らない仕組みが必要だ。
基本インフラの維持を経済合理性だけで賄う時代は過去のものとなった。
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