2022.03.19
♪ 僕は 呼びかけはしない 遠く過ぎ去るものに 僕は 呼び ・・・
春彼岸を迎え里山の稜線に沿って雪が滑り割れ、地山と雪との白黒の
コントラストが目立ってきた。福岡や東京から花便りが届きはじめ、
春が急ぎ足で進んで行く。増水を始めた破間川や佐梨川から大量の
雪解け水が魚野川に流れこむ。水流の躍動感は春の表情を造る。
16日深夜に起きた地震は、小出でも11年前に似た横揺れが長く感じ
られた。緊急地震速報で福島沖が震源と知り、津波注意報も発令された
ので心配は増幅した。テレビ画面からは視聴者投稿の動画により揺れの
強さが直接伝わってくるが、心配なのは津波の方だ。
結果として大きな津波は襲って来なかったが、住民は夜通しの注意報で
不安な一夜を過ごした。いつもそうだが、緊急地震速報は予報ではなく
起こった瞬間に出されるので、避難や準備する時間的余裕はない。
現在の科学ではこれが限界なのだろうが、情報伝達は早い。
一方、東北新幹線の脱線と高架橋の被災状況には不安を感ずる。
中越地震の経験から、脱線防止補助装置も着けたが横転を防ぐ効果に
留まっている。高架橋の耐震補強工事はまだまだ未施工区間が多く
今回も橋脚梁の損傷や、電柱の倒壊が起こった。
新幹線の運休が長引けば影響は甚大だ。少なくとも、継続運行可能な
施設整備は急務だろう。熊本地震の経験から九州新幹線は脱線防止装置
が着けられたが東日本では進んでいないようだ。災害経験の積み重ねで
より良い未来を造らなければ防災対策は進まない。
3月は別れの月ともいわれるように、学校でも勤務先でも異動の時期だ。
進学や卒業で、転勤や退職で、長い間お世話になった人々との別れだ。
特にここ2年余は、新型コロナ感染症の影響で、プライベートな付き合い
が出来ない状態が続き残念でならない。再会を期してのお別れだ。
♪ さくらさくら 今咲き誇る 刹那に散りゆく運命と知って さらば ・・・
カテゴリー:会長ブログ
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