2022.02.19
今日は二十四節気の雨水、これからは雪から雨に変わるという時節に入る。
とはいえ、まだまだ雪も降るし寒い日も続く。二十四節気が誕生したのは
中国内陸部だから、日本の気候とは若干のずれがある。しかし、日の出、
日の入り共に毎日1分位ずつ伸び、着実に昼時間が延びている。春物野菜や
フキノトウなどの山菜も店先に並び始め、春の足音は確実に聞こえてくる。
現在、小出辺りの積雪は180cmほど、守門や大湯温泉も250cmくらい
だからほゞ平年並みか。気象用語の平年は過去30年平均だから、50年
60年前の状態を知る者にとって、感覚にずれが生ずる。現在長岡市街は
100cmほどで平年の倍というから、随分と小雪になったという印象だ。
冬季北京オリンピックでは連日日本選手の活躍が報じられ、時差が1時間
しかないので、リアルタイムでテレビ観戦でき、ヨーロッパやアメリカの
大会と違い寝不足になる心配がない。昨年の東京大会に続き、観客席が
ガラガラだが、新型コロナ禍の大会運営に慣れ、違和感はなくなった。
かつては、スキーもスケートもタイムトライアル中心だったから、100
分の1秒の戦いで分かり易かった。唯一フィギュアスケートは演技を競う
のでターンやスピンなどを審査員が評価し、以前は実績主義で、無名の
新人が偶然良い演技をしても、高得点は出ないシステムだった。
ルールだから良し悪しではないが、人間が評価する採点システムは正直
分かり難い点もある。ハーフパイプの平野歩夢選手の2回目の得点も物議
を醸した。新種目はそうした審査員による評価採点種目が多くを占める。
平野選手の「命がけでチャレンジしている」という言葉が胸に残る。
スキーもスケートも夏の大会の多くの競技も、誰もが取り組める
スポーツの延長線上に競技種目がある。しかし、新しい競技種目を見て
新たな異次元の競技が展開され、人間の運動能力はどこまで進化する
のか楽しみでもあるが、違和感も感ぜざるを得ない。
競技年齢も年々若くなる傾向で、今後は年齢別種目もありかなと思う。
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