2021.01.16
今日16日は藪入り、旧盆の16日と並び奉公先から実家に里帰りが許された日だ。
元日からの大正月に対して、15日は一般的には小正月と呼ばれるが、女正月と
もいわれる。今年の暦では、成人の日が元々の15日からの3連休の方が日並び
が良かった。今の状況を鑑み、自民党から週休3日制が提案されるという時世に
藪入りもないが、休みが多くなるほど、ありがたさも薄れる。
勤勉が美徳だった時代、年に1度か2度ふるさとに帰ることの嬉しさは、想像に
難くない。ありがたいという言葉は「有り難い」だから、滅多にないことの価値
を表している。週休2日制が当たり前になり、テレワークで家で仕事をする事は
良いことだろうか?人と人が顔を合わせてこそ成り立つのが人間社会だろう。
緊急事態宣言に7府県が追加され、11都府県が対象となった。新規感染者の
増加が止まらず、医療崩壊が叫ばれ、本来入院治療が必要な人が自宅待機を余儀
なくされている。一方では、交通事故死者数が減少したり、インフルエンザで
亡くなる人が劇的に減ったり、今の生活行動が良い結果も生んでいる。
飲食店の営業時間を夜8時までに制限するよう要請し、応じた店には1日6万円、
月180万円の協力金が支払われる。私は、何を根拠に夜8時までなら良くて、
それを過ぎるとダメなのか理解できない。協力金も店の規模や従事者数によって
全く足りない店と、十分すぎる店とがあり、不公平感は否めない。
飲食店での感染が若者を中心に増えているのなら、どんな対策を講ずれば、営業
を続けられるかを考えるのが対策であって、店を閉めるという選択は知恵の無い
方法だし、第一長続きしない。私たちは、病気に罹らない事が目的で毎日を生きて
いる訳ではない。今まで通りの生活を続けるための不自由なら受け入れよう。
どこかの市長や政治家が何人以上参加した会に出席していた、などと云う魔女狩り
報道を見て、やるせない気持ちになる。政府が国民に自粛を要請しているのだから
政治家は率先して規範たれ。という論旨だが、権力批判のための攻撃にも見える。
恐ろしい監視社会を報道機関が演出しているように感じられてならない。
赤き柿 食へば歯に沁みおもほゆる 雪乱れ降る われがふるさと (柊二)
カテゴリー:会長ブログ
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