2024.12.07
♪ 夕暮れ時は寂しそう とっても一人じゃいられない ・・・
越後三山の雪化粧が裾野にまで下がり、夕暮れ時刻が早くなった。
日曜には魚沼市長選挙が告示されたが、現職の内田幹夫氏一人の
立候補だったため魚沼市制施行20年で初の無投票再選となった。
内田市長は政治経験は皆無だが、持ち前の行動力で市制を進めた。
選挙の有る無しに関わらず、政治の安定は中長期の地域づくりに
大きく影響する。短期間で市長が変わっていたのでは、どうしても
大衆迎合ポピュリズム政治に陥る。県政でも国政でも同様に言える。
現状国政は政権与党が不安定で先行き不透明な状態が続く。
ヨーロッパ各国でも極右とリベラルの対立が激しく安定しない状況
が続く。韓国では一時とはいえ、戒厳令が敷かれるという信じ難い
事態も起きた。つくづく、民主主義体制は非効率で手続きのかかる
制度だが、それでも独裁や全体主義よりは良いという選択だ。
先日恒例の今年の新語・流行語大賞の発表があった。年間大賞には
「ふてほど」が選ばれた。長い歴史の中でも私が全く知らない言葉
が選ばれたのは初めてだった。「不適切にもほどがある」という
テレビドラマのタイトルを略した言葉だと知ってまた驚いた。
トップテンに選ばれた中でも、Bling-Bang-Bang-Bornというのも
知らなかった。最近のミュージックシーンに疎いのを自覚した。
時代を反映した言葉だと思うが、時代に取り残された感は否めない。
明るいものでは「50-50」「初老ジャパン」くらいか。
社会に疎くなるというのは年齢の為せる事か、それとも世代を超えて
の共有がし難い時代なのか、何れにしてもショックではあった。
日本語も時代と共に変わってゆくのはその通りだが、その言葉で時代
が思い出せるなら良いが、数年も経たず私の記憶からは消えそうだ。
冬の来し 越後の山は野ざかひの 端山の奥に 白くつらなる(柊二)
カテゴリー:会長ブログ
タグ:
ご相談やご質問などございいましたら、電話かメールにてお気軽にお問い合わせください。