会長ブログblog

2023.09.23

魚沼八十八景

暑さ寒さも彼岸までというが、今週の降雨で漸く秋らしくなってきた。

機械化された稲刈りはコンバインで刈り取るから、短時間で黄金色
から切り株へと姿を変えてゆく。米の文字を分解すると八十八になる
ことから、それだけの手間をかけて大事に育てられると習ったが
機械化のお陰で、随分と人手間を助けてくれるようになった。

農業も担い手不足が深刻で、耕作放棄地が問題になるが、最近は
集団営農が主流となり、若者の就農者も少しずつ増えてきた。
現在地球規模での人口爆発が進み、水と食料は確実に不足する。
我が国も減反している場合でなく、積極的に輸出に転じるべきだ。

魚沼といえばコシヒカリに代表される地域ブランドとして全国に
知れ渡っている。来年、市制施行20周年を迎える事から米作りに
掛けて「魚沼八十八景」という取り組みを行っている。単に美しい
風景や景色を集めるものではなく地域価値再発見の視点で取り組む。

歴史的、文化的な物語の有る場所を見直し、市民で再認識し共有し
発信する事を目的としている。様ざまな歴史的遺産や雪国ならではの
生活にまつわる独自の文化。三島由紀夫や開高健、山岡荘八、貞心尼
など魚沼に縁の文学碑や街角の風景など。楽しみな企画だ。

大相撲九月場所も明日千秋楽を迎える。ここ数場所同様、今場所も
横綱不在の上、大関陣も序盤で星を落とす展開で優勝の行方は混沌
としている。注目は石川県出身で新潟県立海洋高校で稽古に励んだ
新十両の大の里だ。初日からの9連勝で優勝争いのトップに立つ。

先場所新入幕で大活躍した伯桜鵬は怪我で休場となり残念だが、
大の里もまだ大銀杏の結えないザンバラ髪での活躍だ。怪我に
注意し土俵を積めば大相撲を背負って立つ存在になる。学生相撲
出身で横綱まで上り詰めた輪島関に続く力士に育ってほしい。

来週金曜日は中秋の名月を迎える。美しい月が見れると良いが。


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