会長ブログblog

2021.10.23

10・23霜降

今日は中越地震から17年、あの自然災害を忘れずに語り繋ぐ日だ。

週初めの急な冷え込みで、越後駒ケ岳と中ノ岳に初冠雪が確認された。
時季的にはほゞ平年並みと思われるが、その後も時雨れ模様が続いた
ので美しく雪化粧した越後三山が現れた。霜降を迎え遅れていた紅葉が
進む。温度差の大きい天候は、紅葉が美しくなるというから楽しみだ。

寒さに慣れていない朝晩は暖房器具の出番だ。久々に点けるストーブに
あたりながら、暑さや寒さに弱くなったことに気付く。今の建物は断熱
効果に優れ、すき間風も入らないから、随分と快適になった。子ども時代
の暖房は、炬燵と火鉢が主体で家中を暖めるようなエアコンは無かった。

更に、今のような軽くて暖かい洋服素材も無かったので、寒ければ専ら
重ね着するしかなった。それでも寒さは凌げないので、子どもも大人も
手指はしも焼けにやられた。私たちは暖かく快適な生活の代償として、
環境負荷の高い化石燃料や化学繊維に頼ってきた。

近年、新築住宅の屋根に煙突が散見されるようになった。木質ペレット
や薪を燃料にしたストーブは熱量が高いから効率的に家を暖められる。
そういえば、たき火が禁止されて以降、キャンプ・ファイアーでもないと
火を眺めながら話したり、歌ったり、火と触れることが少なくなった。

新型肺炎感染者数もこの所落ち着きを見せて、東京や大阪でも50人以下
となり、長く続いた緊急事態宣言も解除された。新潟県を含め地方では
新規陽性者ゼロとなるなど、ワクチン接種効果は確実に表れてきた。
今後、治療薬が開発されれば、インフルエンザと同等の感染症となる。

まだ安心はできないが、医学の発達した現代で2年近くに及ぶ戦いだから、
そろそろ先の見通しが立って当然だろう。歴史を振り返れば、天然痘や
マラリア、ペスト、スペイン風邪など幾多の感染病が流行し多くの人命が
犠牲になったが、乗り越えてきたのが人類だ。克服する日は近い。

♪ かき根のかき根の曲がり角 たき火だたき火だ落ち葉焚き ・・・


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