会長ブログblog

2022.10.22

霜降

♪ 夕やけ小やけの 赤とんぼ 負われて 見たのは いつの日か ・・・

明日10月23日は中越大震災の日だ。18年前の平成16年に発生したが、
11月1日に旧北魚沼6町村が合併し魚沼市が誕生する直前の出来事だった。
又、新潟県知事が平山郁夫さんから泉田裕彦さんに交代するのが、週明けの
25日に決まっていたので、トップ交代の日程にも重なった。

更には、新潟県の地域機関が4月から組織改革により、それまでの部局別
体制から地域振興局に変わった年だった。小千谷土木事務所が廃止となり、
長岡地域振興局小千谷維持事務所と魚沼地域振興局地域整備部に分かれた。
震度7を記録した震源地川口町を境に、県の土木行政が2つに分かれた。

新潟県建設業協会も小千谷支部から、魚沼支部が分離独立となった年だった。
堀之内町と広神村で大きな被害が出たが、隣の山古志村や川口町、小千谷市の
東山地域が酷い状態だった。魚沼地域では自動車が無いと生活できないから
取敢えず路面を確保し、被災地から車と着替えや家財を運ぶのを優先した。

山古志では東竹沢小学校の所で崩れた山の土砂により、芋川が閉塞された。
湛水が始まり、至急対策しないと土石流による下流域の被害が心配された。
湯沢砂防事務所が水替えポンプとラジコンバックホウにより川道を確保し、
私たち建設業協会は竜光地域の堤防の嵩上げを24時間体制で行った。

あれ以降毎年「結いの灯り」という取り組みで、1本はみんなのために
もう1本は自分のために、災害の無い地域を願ってローソクを点す活動を
続けている。現在10月23日だけでなく、1月下旬から3月中旬まで、
「魚沼雪洞まつり」として雪像を造り灯りを点す活動にも繋がっている。

一昨日は魚沼ものづくり振興協議会(U-big)による植樹会が行われた。
春の雪上さくらで有名な魚沼市福山新田のキャンプ場に、オオヤマザクラ
の小木を24本植えた。豪雪地故に4mほどに成長した樹を植え雪囲いも
行なったから結構な重労働だった。根付くまでの期間世話が必要だ。

水曜の朝には越後駒ケ岳と中ノ岳に初冠雪が見られた。白い季節は近い。


カテゴリー:会長ブログ

タグ:

お問い合わせconatct