2025.02.22
♪ 風は北風冬風 誰を誘いに来たのか 子供は風車回し ・・・
今冬の降雪状況は典型的な大雪になるパターンとなっている。
雪国の冬の気候は三寒四温といって、3日寒い日が続いても
その後4日は暖かい日が来る。冬型の気圧配置はそう長く
続かないが、強い寒気団に覆われると降雪が続くことがある。
今冬は立春寒波が1週間ほど続き、北海道や青森では大雪に
なった。魚沼では積雪量そのものは平年並みの量だったが、
一気に降ったから話題になった。今週も再度の寒波襲来で
1週間あまり雪マークが続く豪雪パターンとなった。
もう一つの今冬の特徴は1日辺りの降雪量はそれほど多くなく、
せいぜい20~30cm程度であることだ。それでも、休むこと
なく1週間も降り続けば豪雪になる。守門や大湯温泉では3m
を越え、入広瀬では4m以上になった。
我が地域では「雪かき」などとは言わず「雪掘り」というのが
正しい表現だ。文字通り雪から掘り出すのが除雪作業となる。
テレビで「雪かき作業に追われ」などと言われると、豪雪地域
の事ではなく、乾燥した雪が少し降る程度の地域の事と思う。
だから雪との闘いは大変だが、その分春を迎える喜びは大きい。
小出辺りの最深積雪は平均で2月20日前後だし、湯之谷や
入広瀬でも3月上旬には最深となる。先が見えてくる時期が
今頃だ。雪は期間限定だからこの地で暮らすことが出来る。
2月末になると日が延び、空も明るく変わり、春がそこまで
来て居ることが感じられる。どんなに多くの雪が降っても、
春になれば嘘のように消えてなくなる。それが分かっている
から雪と付き合える。安全に、急がず、頑張りすぎずだ。
硝子戸の 雪あかりして青き夜 なべては渦のごとく過ぎゆく
(柊二)
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