会長ブログblog

2022.01.08

雪と第六波

年明けから1週間、寒に入り晴れた朝の雪国の景観はとても美しい。

今週からは感染防止に注意を払いながら、昨年とは違い新年会が復活している。
4日には新潟市で恒例の建設業協会・建設産業団体連合会合同の新年会が行われた。
往きの新幹線は空いていたが、帰りの新幹線は帰省客で100%以上の混雑だった。
久しぶりに満員の新幹線に乗り、日常生活が戻った感じと不安な気持ちが交錯した。

しかし、5日位からは新規感染者数が急激に増え、まん延防止等重点措置が適用
される自治体が出てきた。新潟県も一昨日35人から昨日は70人と倍増している。
年末には落ち着いてきたかと思わせたが、新年からは急激に感染者が増えている。
せめてもの救いは、新型株は重症化リスクが低い点だろう。

今週木曜には東京で10cmほどの積雪があった。道路や交通機関は混乱し、
転倒して怪我をする人も多数出た。天気予報やテレビでは雪に対する注意を
繰り返し出していた。しかし、10cmの積雪は大雪だろうか?ニューヨークや
パリを始め北半球の主要都市では、ほとんどが積雪地域に位置する。

余程の大雪でなければ通常生活に影響はない。10cmでは問題ない都市が大半だ。
東京が雪に弱いのは、坂の多い地形もさることながら、降らない事が当たり前の
体制だからだ。雪道をノーマルタイヤで走れば、スリップするのは当然だし、
ハイヒールやスニーカーで歩けば滑って怪我をするのは仕方ない。

70年代以降の世代は、生まれた時から家にテレビがあったからテレビ世代
などと呼ばれたし、その後もバブル世代、氷河期世代、ゆとり世代、などと
10年刻みくらいで時代の特徴を表わしたが、一貫していたのは身の回りに
生活を助ける電化製品が次々に登場した事だ。

お陰様で生活が便利になり、家庭でもエアコンの普及により暑さからも、
寒さからも守られる快適な生活が送れるようになった。半面、自然に対する
適応力が年々低下しているのもそうした環境の為せる技だ。暑さ寒さに
弱くなり、凍った雪道の歩き方さえ忘れてしまう。反省しなければならない。

「寒いね」と話しかければ 「寒いね」と答える人の いるあたたかさ
                            (俵万智)


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