2025.08.23
♪ 夏が過ぎ風あざみ 誰のあこがれにさまよう 青空に残さ ・・・
来週25日から小出まつりが始まるが、ここまで来ても猛暑が続く。
例年お盆を過ぎれば朝晩めっきり涼しくなり、夏の終わりを肌で
感じるのだが今年は違う。熱中症も猛暑日も近年作られた新語だ。
そうした言葉を造らなければ言い表せない暑さが世界を襲う。
嘗ては日射病や熱射病と呼んだし、真夏日で事足りた。数年前から
35℃を超える日が頻発し、最近では40℃超えの地域も出てきた。
気温は気象台の観測地点での温度で、今は自動観測器が設置され
データを気象台が管理し発表している。
だから、観測地点の気象データは分かるが観測点でない場所の気象
データは分からない。一例で積雪深は魚沼市守門や津南町などが
最深積雪と報道されるが、本当は大白川の方が何十cmも多い。
しかし、観測点でなくデータが無いので報道も発表もされない。
気象観測は昔、学校の校庭に百葉箱という鎧戸で囲まれた地上高
1,5mくらいで風通しの良い草地に設置されていた箱があった。
気温(最高・最低)湿度、気圧計があり、近くには雨量計もあった。
あくまで風通しの良い草地の日陰の条件下での観測値だ。
だから直射日光やアスファルトの上での気温は少なくとも5℃は
高くなる。外出先で木陰に入ると涼しく感じるが、その木陰での
気温が35℃とか40℃なのだから、陽向では45℃以上にまで
達する事になる。暑いわけだ。
今年は晩夏の寂しさを感じることなくここまで来た。昆虫類も
トンボは見るけど蝉時雨はあまり聴かない。そういえば蚊やブヨ
の被害にも今年は遭わない。高温で被害を被るのは人間だけで
なく、生態系にも大きな影響が出る。原因を造ったのは人間だ。
簗の簾に 鮠数十尾走りくる 水に真向ひ その背を並ぶ
(柊二)
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