会長ブログblog

2022.06.18

蛍の季節

♪ ほぅほぅ ほたる来い あっちの水はにがいぞ こっちの水は甘い ・・・

魚沼にある県営奥只見レクリエーション公園の内、蛍が多く発生するのは、
根小屋の「花と緑と雪の里」大湯温泉の「大湯公園」須原公園の「目黒邸裏」
などが有名だ。これらの公園では「滝ぼたる」と呼ばれるホタルの群れが滝の
ように湧き上がる様子を見ることが出来る。

今年も今頃から見ごろを迎え、各地でほたる狩りを楽しむ人たちで賑わう。
ほたるは夕闇迫る陽が落ちて直ぐと、夜の10時頃、そして夜中の2時頃に
発光し乱舞するといわれる。主にはオスがメスに求愛する行動といわれるが
敵を威嚇する時にも光るという。

私の子ども時代には今より遅い夏の時季に光っていたのを憶えている。
蚊帳の吊られた寝室に一匹のほたるが入ってきて、眠る前の子どもたちを
楽しませたものだった。捕まえて掌の中で光らせて遊んだり、放して部屋の
中を飛び回るのを見たり、朝になると何処かに逃げて居なくなった。

自然界で発光するものは太陽や星座で、生き物で発光するのはほたる位だ。
一時姿を消したが、下水道が普及してからは復活し、地域によっては水路を
改修し自然に近い構造にしたり、カワニナを放してほたるの棲む川を再生
したりし、現在では住宅地でもほたるが見れる環境が整った。

ほたるの光とは似てないのに「蛍光灯」と呼ばれる照明器具が省エネもあり
白熱電球から変わったが、色調が冷たいなどの理由で人気が無く、事務室
などでも順次LED照明に変わり、蛍光灯は生産中止へと追い込まれた。
近い将来、蛍光灯が姿を消す日が来るのだろう。

唱歌「ほたるの光」は明治時代に訳詞が創られたので、歌詞が難解だ。
「何時しか時もすぎの戸を」は掛け言葉だし「かたみにおもうちよろずの」
は「互に思ふ千萬の」という詞で、「幸くと許り」を「さきくとばかり」
と歌わせる。子供時代には意味不明だったが、何となく普通に歌っていた。

♪ 千島の奥も 沖縄も 八州の内の 護りなり 至らん国に 勲 ・・・ 


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