2024.09.28

能登半島

♪　大人に変わったら　日本海に逢いたくなる　あなたの　・・・　　

今週は晴天続きで平場の稲刈りはほゞ完了した。山間の刈入れも
本番を迎えたが、朝晩の冷え込みによる気温差と反収７俵程度の
低収量が美味しい米を育てる。平場に比べ収量が３割少ないが、
食味は良いからその分価格に反映されて当然だが現実は厳しい。

台風１４号が秋雨前線を刺激し、能登は地震からの復興途上なのに
記録的な豪雨災害に襲われ言葉がない。河川が氾濫し家が流され、
地山が崩れ土砂災害を起こし、道路は至るところで寸断され孤立
集落が多く出たり、電気や水道といったライフラインも寸断された。

多くの人命も失われご冥福をお祈りすると共に、被災された皆様に
心よりお見舞い申し上げる。それにしても、毎年このような災害が
繰り返されるのに、国土強靭化は全く追いついていない。国民の
安全を守るのは政治の基本的な使命だ。最大限の取り組みが必要だ。

氾濫した川や土砂崩れの跡には多くの流木が残され、被害を大きく
している。ほとんどが人工林の根入りの浅い杉で、自然林の広葉樹
は根が張って雨で倒木するものは少ない。人の手で植えた針葉樹を
管理してこなかった結果がこうした被害を大きくしている。

山の管理不足が熊や鹿による被害も招いている。すべては人間の
行動に端を発した結果だ。経済的な理由だけで山の手入れを怠り
自然からの手痛い反撃を受けている。里山を守る事の重要性を
改めて認識し、山を管理する体制作りが問われている。

自民党総裁選挙は石破茂氏が決戦投票の結果逆転勝利を収めた。
自民党国会議員のリベラル層のバランス感覚が働いたようだ。
安全保障や防災省の新設、鳥取県選出ゆえ地方への政策にも注目
したい。長いデフレから脱却しつつある経済政策にも期待したい。

やわらかな　秋の陽ざしに奏でられ　川は流れてゆく　オルゴール
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（俵　万智）

カテゴリー：会長ブログ

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