会長ブログblog

2024.10.12

総選挙へ

9日に衆議院が解散し、来週15日公示27日投票が決まった。

今月1日に石破内閣が発足した。閣僚名簿を見て率直に感じたのは
知っている政治家が少ない事だ。20人中初入閣が13人と多く、
再任が2人、総理を含む大臣経験者は5人だ。いわゆる旧派閥に
属してない石破茂総理同様の無派閥が11人と最も多い。

自民党は派閥主催の政治資金パーティー剰余金の政治資金不記載
の常態化が明らかになり会計責任者らが送検された。その結果
多くの派閥は解散に追い込まれ、今回の総裁選挙も派閥による
行動指示が外れ、9人という多数の立候補者により競われた。

賛否両論あると思うが、民主国家である以上は多数決が大前提だ。
だから田中角栄代議士は口癖で「政治は数だ、数は力だ」と言い、
政策実現には数が必要だと訴えた。多くの議員は政策集団に所属し、
勉強会や財政力の弱い若手議員を資金面からも援助した。

安部派、岸田派、麻生派などの派閥名は略称で、宏池会、志帥会、
清和会など政策集団名が正式名称だ。政策集団なら政治の世界に
あって当然であり、自民党という大組織なら無くてはならない。
自民党が長く政権を担えたのも多様な政策集団が有ればこそだ。

今の政治状況を見るとマスコミ主導で世論形成が成され、報道は
政権与党には与しない姿勢が貫かれている。しかし、野党各党も
政権を担えるだけの政策集団というよりも、政権批判に終始する
ばかりで国民の信頼が高くないのは支持率に表れている。

政治が健全でなければ国の安全や発展、国民の幸福は得られない。
私たち有権者が政治参加出来るチャンスは選挙での投票行動だ。
様ざまな意見や考えもあろうが、大事なのは国や地域、そして
一人一人の国民のためという判断で一票を投ずる事だろう。

日本がどのような国家を目指すのか、各党は政策で勝負すべきだ。


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