2024.08.17

終戦記念日

台風５号は東北地方に上陸し、今度は７号が関東を混乱させる。

東北や北陸は雪は降るが、台風は滅多に来ない。台風といえば
沖縄や九州から四国辺りに上陸するコースが多かった。進路も
西から東に右カーブしながら北上するものだったが、今年は
初上陸が東北で、進路も東から西へと進む逆コースだった。

気象現象が少し変わってきているのは、気温でも豪雨でも感じて
いたが、台風の進路まで変わったというのはどうした事だろう。
海水温や気圧配置の変化、偏西風の蛇行など幾つかの要因がこう
した現象を招いたと思われるが、今後どうなるのか心配だ。

１５日は７９回目の終戦記念日だった。時間が経過し戦争体験の
記憶を持つ人は８０代半ば以上の人たちになった。平均寿命が
延びたとは言え、戦争を知る世代は少なくなってゆき、今後
２０年もすればそうした体験を持つ人は居なくなる。

それだけ長きにわたり平和は維持されてきたが、我が国を取り
巻くロシア、北朝鮮、中国は何れも核兵器を持ち、軍備増強を
図り緊張は増している。今でもウクライナやガザでは戦争が
続いているし、世界には戦時中の国や地域はまだまだある。

専守防衛を実現するには、我が国を攻めると大きな代償を
払うことになるという状態を作っておかなければならない。
今までは日米安全保障条約とそれに伴う米軍基地配備が
その条件を満たしたが、今後はアメリカの考え方次第だ。

全世界から戦争が無くなる事を実現するためには、何処の国や
地域からも貧困や宗教対立がなく「ワン・アース」という世界が
理想だが現実は難しい。地球上どこでも安心して平等に生きら
れる新たな仕組みを構築しなければ悲劇は繰り返される。

ここに若く睦び学びしわが友ら　行き行きて戦火の中より戻らず
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（柊二）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

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