会長ブログblog

2024.10.19

秋の気配

♪ もしもピアノが弾けたなら 思いのすべてを歌にして ・・・

今週15日の栗名月、十三夜は東の空の雲が切れ見事な姿を現した。
先月の中秋の名月も曇りがちな空模様だったが、雲の切れ間から
美しい姿を見せてくれた。17日の満月も今年最接近という事で
いつもより少し大きな姿を見せてくれた。

今週から紫金山・アトラス彗星が観測できる好条件となり、賑やかな
天体ショーが繰り広げられる。地上に目を降ろせば、つい先日までは
ススキの穂が目立っていたが、いつの間にかセイタカアワダチソウの
黄色い花が今まで何処に隠れていたかと思うほど沢山咲いている。

外来種という事で在来種を凌駕するから良い印象が無いけど、植物に
罪はない。我が国に咲く多くの植物が外来種であり、歴史を重ねれば
違和感はなくなる。例えば菊の紋章は我が国の象徴のように思われて
いるが、菊も元々は外来種だったという。

地球規模で考えてみれば、世界中に在る様々な生物は生育環境の合う
土地を求めて定着するのであり、人間だけは環境を造ることが出来る
から極寒でも灼熱でも分布している。その人間が勝手に在来種だとか
外来種だとか決めて、環境保護を訴えている。

諸外国ではイミグレーション審査のところで消毒マットが敷いてあり
靴の裏に付着した植物の種などの対策を行っている国もある。
日本は島国の割にそうした対策はやっていないので、持ち込み易い
状態だといえる。生態系への影響を考えれば対策は必要なのだろう。

17日には俳優西田敏行さんの訃報が届いた。随分長きにわたり活動
されたが76歳での逝去だった。俳優として硬軟合わせ持つ演技力で
様々な役回りをこなした。ヒット曲「もしもピアノが弾けたなら」は
西田さんらしい朴訥な歌い方だった。ご冥福を祈ろう。

23日は中越震災から20年を迎える。結いの灯りを点し振り返る。


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