会長ブログblog

2022.06.04

投票率49%

衣替えが過ぎ、中高生の服装の色が黒から白に変わり季節は進んでゆく。

日曜日に行われた新潟県知事選挙、花角英世現知事の圧勝という結果だった。
新潟県内30市町村全てで勝り得票率は77,5%という完全な勝利だった。
一期4年間の実績が評価され多くの県民が継続を選択した。国であれ県であれ
政治の安定は政策をスムーズに実行するために必要な条件といえる。

一方で、投票率は49,64%と低率で半数の有権者が棄権したことになる。
投票権を行使しない人が半分もいる原因も様ざまだろう。ご高齢で投票所に
行くのが困難な人も多くなったと思われる。政治に対する関心が低く、誰が
やっても変わらないと思っている人も多いようだ。

しかし、私たち国民が直接参加できるチャンスは選挙での投票が一番だ。
諦めたら何も始まらない。政治家は選挙の洗礼を避けては通れないのだから
選挙結果によっては身分を失うし、大きな力を得ることにもなる。来月は
参議院選挙も控えている。国のため、地域のためになる人に一票を投じたい。

1日は魚沼からの尾瀬ルートの開通式が行われ、記念登山にも行ってきた。
今冬の大雪で沼山峠は残雪が多く、木道も半分以上が雪に覆われていた。
大江湿原に出ると残雪も消え、あちらこちらで水芭蕉の群生は見られた。
例年、他の多くの植物も目を楽しませてくれるのだが、今年は遅れている。

1年の内の半年余りが雪に覆われる尾瀬は、これから忙しく春から夏へと
粧を変え、秋までの3つの季節が駆け足で移ろいで行く。標高1600m
の湿原には豊富な高山植物が共生し、短い季節をシェアーしながら、それ
ぞれの出番を待ちながら美しい花を咲かせる。

今週は金沢でコンクリート団体の総会があり出かけてきた。富山県の高岡市
辺りでは金色に色付いた麦が収穫の最盛期を迎えていた。既に刈り取られた
耕地には水が張られ水田に姿を変えている。豪雪地の農地では叶わぬ麦と米、
二種類の作物を収穫する二毛作だ。羨ましい農地利用だ。

かげひたす 水さへ色ぞ みどりなる よもの梢の 同じ若葉に (定家)


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