2024.08.10

山の日

今年のお盆休みは暦の関係で今日から１８日までの９連休となる。

立秋を迎え、魚沼コシヒカリは一斉に出穂が始まったが、今年も
暑い日が多く作柄が心配だ。昨年は記録的猛暑が原因で収量が
落ち一等米比率も大幅に下がった。お盆を境に朝晩気温が下がり
夕立が来てくれると良いのだが、今年はどうか。

旧盆が１３日から始まることを前提に、山の日を１２日に設定する
目論見だったが日航機墜落事故日に当たるため、１１日になった
という経緯は有名だが、山に関する特別な行事が有るわけではない。
趣旨も「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」日だという。

魚沼市は日本百名山の越後駒ケ岳と平ヶ岳が有る上、越後三山や
守門岳、浅草岳、荒沢岳などの名峰が数多ある。山開きは７月１日
前後が多いし、信仰絡みの山の神祭礼は各々違う。だから山の日は
統一感を得るのは難しい日だが、山の価値を考える日ではある。

標高の高くない里山でも、登ってみれば植生や鳥類、昆虫類などが
目や耳を楽しませてくれる上、山頂からの眺望がとてもきれいだ。
稜線が複雑に入り組んだ山は、過去において幾多の火山活動や隆起
を繰り返し、断層や地震の影響で現在の造形を創り出している。

パリオリンピックも明日で閉会式を迎える。矢張りオリンピックは
他のどんな大会とも違う特別感がある。フェンシングやレスリング
を始めあまりメジャーではない競技ををテレビ観戦するのも他の
大会ではあり得ないし、そもそもテレビ中継もない。

選手のコメントでもオリンピックに出場しメダリストとなることが
最終目標だと断言する。既存の施設を利用した大会運営は時代の
要請に応えるものだった。セーヌを利用したパリならではの演出も
見事だった。多くのメダリストを輩出した日本選手団に快哉。

うたひつつをどりをどりて　みな等の列は　環をなすやぐらかこみて
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（柊二）

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