会長ブログblog

2022.10.29

霧幻鉄道

♪ 秋の夕陽に照る山もみじ 濃いも薄いも数ある中に 松をいろ ・・・

この所の冷え込みで最低気温が一気に下がり、銀山平や大白川では紅葉が
最盛期を迎え、里山も日に日に色付いてきた。魚沼観光のトップシーズン
は何と言っても紅葉の期間だ。奥只見湖や只見線は全国に知られた紅葉の
名所で、落葉広葉樹が広く分布し今年も見事に彩られている。

快晴の夜は星空が美しく輝き「星月夜」と呼ぶに相応しい銀河が出現する。
今週火曜日が新月だったので、先週から今週にかけて月にも邪魔されず、
ひと際美しく煌めいていた。地球の公転に合わせ、星座の見える位置も
季節で変わってゆく。地上も星空も季節と共に裝いを新たにする。

来週11月1日は、JR只見線の小出~大白川間が昭和17年に開業して
80年の節目を迎える。開業時は大白川から珪石を運搬するのが主な目的
だったが、その後旅客と貨物を乗せ運行されてきた。昭和49年頃迄は
蒸気機関車C11が走っていたが、今ではディーゼル車のキハに変わった。

小出駅は只見線のターミナルステーションだったから、上越線の急行列車
「佐渡」や特急列車「とき」も全車停車した。六日町駅や小千谷駅には
停車車両が限定されていた時代、小出駅には売店や立ち食いそば屋もあり
駅弁も2店が扱い、ホームには駅弁売りのおじさんの声が響いていた。

駅前通りも食堂や土産物店が軒を並べ、大湯・栃尾又温泉方面に向かう
バスが毎時列車に連絡し賑わいを見せたものだった。鉄道は旅客だけでなく
物流も担ったから、駅前には日本通運の事務所と配送基地もあり、自動車
が普及するまでは人も物も鉄道輸送が主体だった。

只見線を撮り続けてきた写真家「星賢孝」さんが主人公のドキュメンタリー
映画「霧幻鉄道」を本日小出郷文化会館で上映する。上映後我孫子亘監督と
星賢孝さんのステージ挨拶も行なわれる。11月5日には80周年記念と
災害からの全線再開通を祝う式典を魚沼市地域振興センターで行う。

心なき 身にもあはれは しられけり 鴫立つ沢の 秋の夕暮れ (西行)


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