会長ブログblog

2022.06.25

参院選公示

今週21日は太陽の視黄経が90度となり昼時間が一番長くなる夏至を迎えた。

暦便覧では「陽熱至極しまた、日の長きのいたりなるを以て也」と表わされる。
折しも梅雨時季で、曇り空や雨天では日の長さは余り感じられないが、朝4時前
から明るくなり始めるし、日没も7時位まで延びた。22日には参議院議員選挙が
公示となり、来月10日の投票日に向け選挙戦が始まった。

9年前の平成25年までは、新潟選挙区は2人区で自民党と社会党が議席を
分け合った時代が長かった。自民党が強かった時代、2人擁立した時も有ったが
2議席独占は叶わなかった。自民党が割れ新進党や自由党が結成されて以降も
保革で議席を分けたが、6年前からは1人区に変わり、自民党は議席を失った。

かつて保守王国と呼ばれた新潟県で、参院選2連敗により議席を失った自民党は
議席奪還を目指す。しかし、昨秋の衆議院選挙も県内6選挙区で2勝4敗という
結果だった。負けた4人全員が比例復活で議席は得たが、自民党に対する県民の
信頼が下がっている事は事実なのだから、信頼回復の方法を模索する必要がある。

選挙制度では1票の格差が法廷に持ち込まれ、提訴した主旨は憲法で保障された
基本的人権の侵害だという。判決で1票の格差が2倍を超えるのは違憲状態と
認められ、以降定数や選挙区割りが見直されている。このほど、当面の違憲状態を
回避するため10増10減案が示され、新潟県も6から5選挙区に減った。

法律というのは、必要に迫られ社会を運営するための決りだが、国政選挙における
投票権の影響度が問題というのなら、投票率低下による1票の影響力はむしろ都会
の方が大きいともいえる。投票率が70%の地方と35%の大都市では、1票の
影響力は大都市の方が大きい。人口配分以外の法改正はまさに国会の仕事だ。

魚沼は新潟県第5選挙区で、中選挙区制の時代から長岡や小千谷と同じ選挙区で
歴史的にも経済的にも繋がりが大きい地域だ。今度の区割り案で魚沼は上越市と
同じ現在の第6選挙区に編入された。上越や糸魚川と同じ選挙区といわれても、
地理的にも、人的交流でも違和感は拭えない。数合わせの不合理が出てしまった。

来週末は早くも7月に入る。何もしない内に1年の半分が過ぎようとしている。


カテゴリー:会長ブログ

タグ:

お問い合わせconatct