2024.10.26
遅れていた紅葉もこのところの冷え込みで少しずつ色付き始めた。
明日は第50回衆議院選挙の投票日を迎える。選挙期間も2週間
足らずと短くなり、政策本位でこの国の未来を選択するというより
政治とお金の問題が中心のネガティブな選挙戦だった。新潟県は
今選挙から定数が1つ減り5選挙区での戦いとなった。
私たち魚沼地域は経済的にも政治的にも長岡・小千谷と一帯の
地域だが、今回から上越・糸魚川地域と一緒の新5区になった。
新5区は富山・長野県境の糸魚川から福島県境の入広瀬・大白川
までの広範囲で高速道路や新幹線で直接繋がっていない地域だ。
だから12日間の選挙戦では到底回り切れない広さだ。事務所も
4ヵ所は必要になり家賃や人件費負担も大きい。一方で、東京は
今回5議席増え30議席となった。狭い東京で更に議席が増えた
から線引きが変わり、同一行政区から2人も出れるところもある。
人口割りでの一票の格差が憲法違反だというが、人口比だけで
定数を決めるから大都市は増え地方は減り続けるのが現状だ。
地方から代表を送ることが出来なくなる。公職選挙法や必要なら
憲法解釈も見直し、人口割りだけでない定数配分が必要だ。
30年前に小選挙区比例代表制が導入されたが、一人区では死票
が多い上、選挙区で落選しても比例区で復活するのは有権者の
意向が反映されない面がある。その前の中選挙区制では私たちの
新潟3区は定員5人で、同一政党内でも切磋琢磨し政治家を育てた。
現行制度では新人が挑戦し難く圧倒的に現職有利だ。せめて定員
3人くらいの中選挙区制にして、新潟県なら3選挙区くらいで
比例区は減らす。大都市なら定員を増やせばよいし死票は減る。
政権選択も可能だ。選挙制度改正に早期に取り組んでもらいたい。
高齢者や投票棄権者が増え投票率がどうなるのか、気になる所だ。
カテゴリー:会長ブログ
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