2021.11.13

クマとコロナと

今週月曜日には月の金星蝕が起こり、四日月と金星とのランデヴーが見られた。

明日は、中秋の名月、栗名月と並び三の月と呼ばれる、十日夜（とおかんや）だ。
立冬を過ぎると時雨れる日が多くなり、雲に覆われる天候になるが、冬型が北に
偏ると、新潟市や下越地方が雨でも魚沼や県南部は晴れる事がある。明日の夜は
天気予報も良いので綺麗な三の月が現れるだろう。

今週は久々に東京での会議がリアルで開催された。来週は山形でも規模の大きな
シンポジウムが開催される予定で、漸く新型肺炎禍から通常生活への方向が見えて
きた。しかし、まだまだ新幹線は空いていて、ビジネス利用が多いのと、レジャー
客が少ないので、会話は無く静まり返った車内で注意放送だけが繰り返し流れる。

車内でもマスクの着用と、会話をしながらの飲食、座席を回転させての対面仕様の
禁止が、呼びかけられている。鉄道は本来、大人数移動に適する交通手段だから、
乗客は車窓を眺めながら飲食を楽しみ、会話するのが当たり前のスタイルだ。
一日も早くこうした感染対策の要らない社会が戻ることを願いたい。

明日はコシヒカリ紅葉マラソンも開催される。９回目を数える大会だが、昨年は
新型肺炎により中止。一昨年は住宅街にクマが出没し、住民が怪我をする事故が
発生し、その後も度々クマの目撃情報が寄せられた事から、安全が確保できない
との理由により中止せざるを得なかった。

３年振りとなる今大会も、新型肺炎の感染状況を見るため開催判断が遅れた。
よって、募集期間も短く参加者も県内限定としたのでので人数が心配された。
実行委員会の開催要項には通常の運営計画の他に、今大会限定の新型コロナ
ウイルス感染症予防対策マニュアルとクマ出没対策マニュアルが付いている。

結果として、１０００人を超えるエントリーを頂き、感染状況も落ち着いて
きたので、無事開催出来る運びとなった。この時期に開催するのは名前通り、
コシヒカリの新米と紅葉がきれいに色付く季節を意識しての設定だ。
紅葉に染まる魚沼路を爽やかに駆け抜け、新米を味わっていただきたい。

今週は作家の瀬戸内寂聴尼が白寿にて成仏された報せが届いた。合掌礼拝。

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