会長ブログblog

2021.12.04

オミクロン株

♪ あなたはもう忘れたかしら 赤い手ぬぐいマフラーにして  ・・・

漸く落ち着きを見せてきた新型肺炎も、13番目の変異株オミクロンの出現
により、新たな脅威となりつつある。中国武漢で発生した新型コロナ肺炎
は変異しながらイギリス株、インド株など発生地の名前で呼ばれてきたが、
6月からWHOが地域偏見を避けるため、ギリシャ文字に呼び名を変えた。

だから、途中からアルファ、ベータ、ガンマなどと呼ばれてきたが、自分
の無知をさらすようだが、オミクロンというギリシャ文字表示は聞き慣れ
なかった。今まで通り地名で表示したほうが分かり易いし、経験や歴史
としても、教訓として残してゆきやすいと思う。

例えば、今ではスペイン発祥ではない事が分かっている「スペイン風邪」
だが、名前で20世紀初頭に流行った感染症だと記憶に留められる。
当時、多くの感染者が出、多くの人命が奪われた事も、知れ渡っている。
そうした経験を共有する事で、予防や対策の重要性も認識される。

台風も、嘗ては伊勢湾台風とか、第2室戸台風とか上陸地で呼ばれていて、
記憶に留めることが出来たが、発生順に1号2号と番号に変わってからは
何年の18号台風などと云われても記憶には残っていない。それ位名前と
いうのは重要で、固有名詞や地名で呼ぶ習慣に戻したほうが良いと思う。

この程作詞家の喜多条忠さんの訃報が届いた。「神田川」「赤ちょうちん」
「妹」のかぐや姫四畳半三部作を書いた。自身の経験からの作詞だという。
喜多条忠さんは奥様が魚沼市上条の出身で、その縁から魚沼特使を務めて
いただいたし、栃尾又温泉がお気に入りで度々訪れていた。

魚沼市政施行5周年の時、魚沼市民歌を創ることとなり、歌詞は公募で
守門地区の大塚明さんの応募作に決まった。喜多条さんが補作詞で手を
入れ、作曲は同じく魚沼特使のジャズピアニスト森下滋さんが書いた。
チェリッシュのお二人にレコーディングしていただき、時報の度に流れる。

♪ はる春・・・春がいよいよやってきた 小鳥の声と そよ風 ・・・


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