会長ブログblog

2023.07.08

まちづくり

♪ 見上げてごらん 夜の星を 小さな星の 小さな光が ・・・

昨日7月7日は七夕まつり。結いの灯り実行委員会の取り組みで
小出郷文化会館のピロティーで七夕飾りと灯りの夕べを開催した。
一昨年の東京オリンピックの時に、魚沼市はカリブ海のケイマン
諸島のホストタウンとなり、七夕飾りで応援した事が始まりだ。

夏は星空を見上げる事も多くなるが、短冊に願いを書いて笹の枝
を飾る七夕まつり。仙台が有名だが、かつては小出の商店街でも
夏のセールを盛り上げるために飾ったものだった。セルロイド製
の造花で出来た飾りだったが夏の風物詩でもあった。

シャッターが閉まった店も多くなり、商店街のアーケードも
寂しくなった。魚野川の河川改修の時にそれまでの雁木通りから
金属製のアーケードに変えた。あれから40年の時間が経過し、
見た目にも劣化が進んだ。このままにしてはおけない。

塩沢の牧之通りは道路改良の時に街並み整備を行い、関係者の
合意の下、歴史的な景観を造った。牧之通りを見学する人々が
賑わいを作っている。そう、街は造るものなのだ。問題が有れば
変えてゆけば良い。雁木通りを再現する事はそう難しい事ではない。

加茂市でも毎年雁木の再生事業を行っている。今を生きる私たちの
責任で美しい街並みを造ってゆかなければならない。スクラップ&
ビルドだ。美しい街並みと、人々が憩える飲食店や喫茶店が有れば、
街に賑わいは戻って来るはずだ。今から取り組めばよい。

雪国の生活文化に根差した街並みは、美しいし合理的だ。今こそ
まちづくりの基本に立ち、取敢えずやれる事から始めればよい。
10年後20年後の町のあるべき姿をデザインし、機能と景観に
優れた街を造らなければ、我が街の未来は拓けない。

夏山のいきれの中に歎息きつつ あぢさゐの花をちぎり捨てたり
                         (柊二)


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