会長ブログblog

2024.06.29

しねり弁天・たたき地蔵

明日は一年の半分の終わり夏越の祓、明後日は半夏生を迎える。

会計年度は4月から始まるので、まだ四半期が過ぎたところだが、
暦年では半年が過ぎる。特に雪国では3月迄雪に覆われ農作業も
建設現場も動かないから、今の時点で半年経過といわれても実感が
湧かない。もう半年かと無為に過ごした時間を悔やむ暇もない。

四季の変化のはっきりとした地域に住む私たちは、1年という
時間概念が共有できる環境下にいる。恵まれた環境ともいえるが、
常に時間経過を意識する生活でもある。常夏の国で暮らす人々は
季節感が薄く、時間経過は暦で知るしかない。

先週末、北陸も梅雨に入り翌日には東北まで梅雨入りした。
梅雨といえば、しとしとと雨が降るイメージだが最近はいきなり
末期のような乱暴な降り方をする。科学技術が発達した現代でも
毎年災害が多発するのは、基本的な対策が出来ていないからだ。

今日は小出諏訪町の弁天堂と陣屋通りの観音寺の地蔵像周辺で
天下の奇祭「しねり弁天たたき地蔵」が行われる。一昨年まで
夏越の祓に合わせ行ってきたが、昨年から週末開催になった。
男性は女性をつねり、女性は男性をたたくという無礼講だ。

時代の要求に合った子宝祈願の祭りだから、新郎新婦が参加し
多くの若者たちで賑わう。是非とも念願が成就し多くの子宝に
恵まれることを祈る。小出商工会青年部が江戸時代の奇祭を
昭和50年代終わりに復活させた地域イベントだ。

来年春に小出、堀之内、湯之谷、広神の4商工会が合併する事
が決まった。全国的にも行政の合併に合わせて商工会も合併が
相次いだが、新潟県内商工会は事情により合併が進まなかった。
ここに来て、県内商工会の整理統合が進み組織再編が急だ。

商工会が担ってきた地域行事をどう継続してゆくのかが課題だ。


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