会長ブログblog

2022.05.14

沖縄復帰50年

♪ 河は流れてどこまで行くの 人も流れてどこまで行くの そんな ・・・

今週12日に新潟県知事選挙が告示され、現職で2期目を目指す花角英世氏と
新人で反原発を掲げる片桐奈保美氏による選挙戦が始まった。昨秋は衆議院の
総選挙が行われ、今年7月には参議院選挙が、そして来春は統一地方選挙が
控えている。ほゞ毎年、何かしらの選挙が行われている事になる。

選挙のたびに話題になるのが投票率の低さだ。かつて衆議院が中選挙区だった
時代、魚沼地方の投票率は80%~90%を維持していた。今のような期日前
投票制度の無い時代だ。投票行動は権利というより義務という認識だった。
それは社会的諸課題を解決するのが政治の使命だったからだ。

現在でも大部分の地方が自主財源だけでは行政サービスは成り立たない。
国からの補助金や交付金に頼らざるを得ない財政状況だが、その割に政治に
対する関心が低いのは解せない。国の財源に頼らない都市部であっても、
行政サービスの方向は政治が決めるのだから、無関心ではいられないはずだ。

政治家の質の低下などと評論家がいうが、そもそも政治に関心が低かったり
投票にも行かない有権者の下では、政治家も成長の機会を失ってしまう。
より良い社会を実現するために、夢を語る政治家を育てなくては我が国の
明日は暗い。私たちに出来る事は、政策と人間性を見て投票に行く事だ。

明日は沖縄が戦後のアメリカ占領から日本に返還されて50年になる記念日だ。
復帰前は当然ながら沖縄へ行くにはパスポートが必要だった。復帰後は税制や
離島振興、米軍基地負担などで様ざまな優遇策が講じられてきたが、沖縄人の
心の傷は癒えない。米軍基地の無い沖縄への道は果てしなく遠い。

中国の経済発展に伴う一帯一路構想や南シナ海の現状変更、台湾海峡の緊張
など地政学的にも南西諸島周辺海域は波高しだ。日本人初のノーベル平和賞を
受賞した佐藤栄作元首相の受賞理由は、非核三原則の提唱と沖縄復帰だった。
当時、ベトナム戦争末期で多くの日本人はこの受賞を懐疑的にとらえた。

♪ サー君は野中のいばらの花か(サーユイユイ)暮れて帰れば やれ ・・・


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