2025.08.09
今年のお盆は暦の関係で今日から17日までの長期休暇となる。
木曜日には久々にまとまった雨が降り、恵みの雨となった地域が
多かったが、石川・加賀や佐渡・下越では災害級の豪雨となった。
鹿児島では線状降水帯が発生し、危険な状態になっている。
猛暑や豪雨が当たり前になったが、温暖化対策は遅れている。
8月、広島と長崎に史上初の原爆が落とされた慰霊の日を迎えた。
今年は80年の節目を迎えたことと、昨年原爆被害者団体協議会
のノーベル平和賞受賞もあり注目度が増した。残念なのは7月
26日に出されたポツダム宣言を8月14日に受け入れたことだ。
即座に降伏を決めていれば、広島や長崎の原爆攻撃や8月1日の
長岡空襲も避けられたかも知れない。降伏決断に時間を要した
結果、各地への空爆や原爆投下という惨劇を招いてしまった。
15日の天皇陛下による玉音放送で国民は敗戦を知ることとなる。
戦争経験や被爆体験者が少なくなり、戦争を語り繋ぐ人が少なく
なった。戦争を記憶から消し去ることを心配する声もあるが、
求めるべきは誰も戦争を知らない世界の実現だ。私も親から
長岡空襲の実体験や小出に疎開した親戚の話など聞いて育った。
戦争という行為は人々をある種興奮状態にするようだ。だから
戦後生まれの私でも、戦後十数年経っても巷にはいわゆる軍歌が
流れ、私たちも耳から「麦と兵隊」や「ラバウル小唄」など戦争
賛歌ともいえる歌を憶え歌った経験がある。
戦後80年を過ぎても世界では戦争が続いているし、我が国を
取り巻く情勢も緊張が増している。地球温暖化対策も防衛体制も
現状に的確に対応することが重要だ。茹でガエル状態に陥らない
ため国民の合意形成と、実践的な対応が求められている。
立秋過ぎたが駒ケ岳には残雪が見える。残暑お見舞い申し上げます。
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