会長ブログblog

2023.02.11

江戸文化復活

本日、建国記念の日は越後堀之内の奇祭「雪中花水祝」が行われる。

八幡宮境内でこの一年内に結婚した下帯姿の新婿にご神水を頭から
かけ、夫婦円満と子宝祈願の少々手荒い(冷たい)儀式が行われる。
今年は11組の新夫婦が参加するという。こうした儀式で本当に
子宝に恵まれれば、目出度し目出度しという事になるが。

我が国は人口減少が進み、昨年はついに東京でも人口が減少に転じた。
国の経済力の基本は人口数だ。GDPの60%強が個人消費だから
人口数とGDPは比例する。日本の人口は1億2500万人余りで
世界11位だが、高齢者率が高く今後急激に人口減少が進む。

現在GDPはアメリカ、中国に次ぐ世界3位だが、問題は一人当たり
GDPで、ヨーロッパ諸国やシンガポール、香港などより下の28位
となる。総額は3位でも個別では28位の原因は様々あるが、一番は
国民全員が正規の職業に就いていない事にある。

都道府県で最も出生率が低いのが東京都、最も高いのが沖縄県だ。
やはり、東京は子育てに適していない環境といえる。そこで、
日本の首都機能と本社所在地を地方移転させる法律を作ったら
どうか。地方の疲弊と一極集中を同時に解決できると思うが。

これ以上東京一極集中が進めば、様々な環境問題や災害リスクの
増大、都市機能維持コストも増大する。第一、今の東京には独自の
文化が無い。元々元禄文化が花開いた江戸だが、今や風情を失って
久しい。川や海岸線も消え、埋め立てられた新しい街が出現した。

今後、首都高の高架の一部撤去工事が行われ、日本橋も姿を見せる
という。この機会に江戸の景観や文化を復活させ、東京の魅力を
上げたら良いと思う。江戸時代から続く伝統の奇祭「雪中花水祝」
の日に、江戸文化を復活させる、新たな日本列島改造論が必要だ。

今夜は小出スキーカーニバル、明日は魚沼国際雪合戦。楽しもう。


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