2022.05.28
♪ わらべは見たり野中のバラ 清らに咲けるその色愛でつ 飽かず ・・・
向田邦子のエッセイに覚え間違えや聞き間違えた歌詞の話がよく出てくるが、
「野中のバラ」を「夜中のバラ」とか、荒城の月の「めぐる盃」を「眠る盃」
と覚えていたとかの話がある。子供時代の旧仮名遣いの歌詞なら、誰にでも
そうした経験はある。私にも幾つかの勘違いの歌詞があった。
大相撲5月場所が幕を閉じたが、大関陣の不甲斐なさにはほとほとあきれた。
ここ数場所、カド番大関が連続し、その地位に相応しい星を残していない。
解説の北の富士親方が、大関を倒し銀星を挙げた力士のインタビューに、
毎日の事だからインタビューなど要らないと苦言を呈していた。
明日は新潟県知事選挙の投開票日を迎える。今後4年間の県政のかじ取りが
決まる。投票率が心配だが、選挙の争点もよく見えていない。2期目を目指す
現職は、当然ながら4年間の実績と取り組んで来た政策の継続を訴える。
一方、新人候補は原発の再稼働反対がメインで、新たな政策提案は見えない。
地元誌新潟日報でも、新潟県の現状をランキングで表わし、全国下位の数値を
見せては危機感を煽る。数値ランクはある意味正直な結果を表すかも知れないが、
当然ながら1番が有れば47番もあり、その順位を競う意味は疑問だ。県政の
現状を県民目線で評価・検証し、地方自治のあり方を考え投票したい。
来週6月1日は尾瀬の山開きだ。関係する3県持ち回りで今年は魚沼市の当番だ。
数年前まで尾瀬山小屋組合が主催して行ってきたが、その後関係3市村が交替で
行なう事になった。新型コロナ感染症流行以降は各県の関係者が大勢集まっての
山開きは自粛され、今年も新潟県側魚沼市の関係者だけで開催される。
今冬のスキー場の入込みや、昨シーズンの登山人気もそうだが、アウトドアーが
歓迎される状況にある。世の中の出来事は悪い事ばかりでなく、災いが転じ意外
な効果が生まれる事もある。私たち人間は、順調な時は改革や発想の転換は
起こり難く、何か不都合な事態に直面した時にこそ、新たな考えや行動が始まる。
六月は 酒を注ぐや香を撒くや 春にまさりて 心ときめく (晶子)
カテゴリー:会長ブログ
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