会長ブログblog

2023.05.20

新東京国際空港

♪ 卯の花の匂う垣根に 時鳥早も来鳴きて 忍音もらす ・・・

明日は二十四節気の小満、万物盈満すれば草木枝葉繁る(暦便覧)
陽気が良くなり、草木などの生物が次第に生長して生い茂る。
今年は季節の進みが早く、今週は真夏のように暑い日もあった。
コシヒカリの田植えも最盛期を迎え、田園風景も趣を変えてゆく。

今日は昭和53年に成田空港が開港した記念日だ。私は初めての
海外旅行がフランスだった。パリまでの飛行機は料金で選ぶなら
南回りの空路となる。北回りは当時アンカレッジ経由で飛行時間
は短いが料金が高い。若い時は時間より値段を優先した。

南回りのもう一つの特徴は、北京、香港、バンコック、カラチ、
ドバイ、など多くの経由地で離着陸を繰り返す。その都度乗客が
入れ替わり、肌の色や服装が変わる。東京から最終目的地パリまで
乗り続けるのは全体の3割程度だったと思う。

経由地に着くたびにトランジットだから空港内限定だが、その地の
土産物などを見物するのも、楽しみの一つだ。機内食も経由地で
積み込むから、国際色豊かな食事も楽しめる。当時の飛行機は
エンターテイメントは無かったから、食べるか寝るかだった。

その初めての海外旅行は羽田空港から出発し、3週間ほど後に
帰国したのが成田空港だった。旅行中に成田空港が開港したのだ。
羽田は通過客数では今でも日本一だが、当時東京国際空港として、
国内線も国際線も全ての便が離着陸する大変な賑わいだった。

海外旅行が観光で自由に行けるようになったのは昭和39年だ。
それまでは、仕事や特別な用務を国に申告した上での許可制だった。
自由化後は誰でも行けるようになったが、1$が360円の固定
為替の時代は旅行費用が高額で簡単には行けなかった。

♪ 五月雨のそそぐ山田に 早乙女が裳裾ぬらして 玉苗 ・・・


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