会長ブログblog

2023.01.28

寒波襲来

♪ 今年の寒さは 記録的なもの 凍えてしまうよ 毎日吹雪 ・・・

今週は10年に一度という寒波が日本列島を覆い、相当冷え込んだ。
テレビではトップニュースで大雪や凍結に注意するよう呼びかける。
普段あまり雪の降らない地域に降ったから、鉄道や高速道路が止まり、
何時間にも亘り立ち往生が発生した。

新潟県も昨年暮れに、あまり降らない平場や海辺に少しまとまった雪が
降り国道や高速道路が止まった。そのため、少しの雪でも通行止めを
かけ、除雪優先し道路を確保するというニュースが流れた。我が魚沼の
ような豪雪地では今回の雪は特別ではなく、大きな混乱は無かった。

克雪から遊雪、利雪といわれて久しいが、最近の雪に対する警戒は
随分昔に戻ったような感じだ。テレビのレポーターがやってきては
除雪に汗する人たちを写して、雪国の苦労を宣伝する。雪は台風や
豪雨災害と同じ天災だという印象を全国に発信する。

確かに雪の苦労は大変だが、除雪作業は毎日ではないし、期間も
12月下旬から3月上旬までの間で2か月余りに限定される。
そうでなければ、豪雪地には住めない。冬が厳しいほど巡り来る
春のありがたさを感じることが出来る。

雪景色の美しさや雪遊び、スキー場を始めウインター・スポーツは
雪国でなければやれない。雪は大切な水資源だから、農業や発電に
なくてはならないものでもある。古くから、野菜や食品を保存する
雪室や日本酒を貯蔵する雪蔵が造られ利用されてきた。

今夜は寒い冬を美しく楽しくする「魚沼雪洞まつり」の点灯式が
行なわれる。魚沼市内各地でこれから3月上旬にかけ、雪像を造り
灯りを点す。集落で、会社で、友人で、家族で、それぞれの思いを
込め雪像を造る。雪国の楽しみはこれからが本番だ。

雪降れば 冬ごもりせる 草も木も 春にしられぬ 花ぞ咲きける
                         (紀貫之)
                         


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