2024.01.13
今週から新年の活動が本格的に始動したが、前途多難な幕開けだ。
能登半島地震の被災状況を見て、地形上の特徴から道路が抜け
落ちたり、山側斜面が崩れ道路を塞ぐ箇所が多く、救助活動や
救援物資輸送の大きな障害となっている。自衛隊や警察・消防と
いった組織も通行可能な道路が限定的で苦戦を強いられる。
ライフラインが途切れる中、厳冬降雪期の災害が被災住民の
更なる試練となる。政府もようやく二次避難を言い出したが
被災住民を一次避難所に留めるのはせいぜい1週間以内とし、
被災地以外の公営住宅やホテルなどへの集団避難を求めたい。
こうした大規模災害が発生すると被災地の天気も気になる所だが、
最近感じるのが天気予報にバイアスが掛かっていることだ。
通常の降水量や積雪量なのに注意報・警報が出される。崩壊した
土砂や家屋に影響を及ぼす恐れからの注意喚起のことは分かる。
今週初め新潟県の山沿いの降雪予報は3~40cmなのに大雪警報が
出された。実際に降った量もその位だったが、魚沼など豪雪地で
寒中この程度の雪は少ない方だし、実際全く混乱もなかった。
それどころか雪不足に悩むスキー場はもっと多くの雪を期待した。
天気予報ではご丁寧にも、新潟県への不要不急の外出は控える
よう呼びかける。雪国ではスキー場も除雪隊も雪が降らなければ
仕事にならない。現状、暖冬小雪で地域は困っている。被災地や
都市部などに警戒を促すなら具体的に地域特定すべきと思う。
長岡市に波浪警報が出されるが、元々長岡に海はない。寺泊が
合併し長岡市になったから出されるのだろうが、警報のエリアに
長岡市全域が指定される。もちろん、旧山古志や川口といった
山間地もだ。もっと現実に沿った天気予報に改善が望まれる。
天気予報の精度は格段に上がっただけに情報発信方法が残念だ。
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