会長ブログblog

2022.09.17

二つの国葬

♪ 来た来た 十五夜まつり 町にゃ人波 田にゃ稲の波(ハァヨシタナ)

昨日から明日迄、3年振りとなる堀之内十五夜まつりが行われている。
感染禍につき、いくつかのプログラムは中止や縮小となるが無事開催
された。今夜は花火大会が行われ、明晩の帰り屋台でフィナーレとなる。
今年は先週十五夜が過ぎ、明日が下弦の二十三夜で1週遅れとなった。

越後堀之内の八幡宮は秋の十五夜まつりと、冬の雪中花水祝の2大祭が
行なわれる。中心市街地に立地しているので、商店街と商工会が祭りを
支えている。十五夜まつりが終わると秋の気配が濃くなり、朝晩冷え
込んでくるが、この温度差が農作物を美味しくしてくれる。

英国のエリザベス女王が96歳での大往生を遂げられた。数日前まで
お元気で公務をこなされる姿が見られた。70年の長きに亘り女王陛下
として国民に尽くされた。明後日19日に国葬が執り行なわれる。
国を挙げての葬儀で、世界各国からも多くの弔問客が訪れるだろう。

国葬といえば、我が国の安倍晋三元首相の国葬が物議を醸している。
国葬には法律や決まりが無いそうだが、今回は決定に至る説明不足が
問題視され、国民の中にも反対意見が多いようだ。
特定の政治家の葬儀を国葬で行うには相当の理由が必要だと思う。

しかしながら、我が国の総理大臣を長きに亘り務められ、思いがけない
凶弾により非業の死を遂げた現実を考えれば、国葬で送るのも理解できる。
説明が不足なのは岸田総理の責任であって、亡くなられた安倍さんの問題
ではない。安倍政治に反対の立場と国葬か否かの判断は別だ。

このほどフランスの映画監督ジャン・リュック・ゴダールの訃報も届いた。
60年代以降のヌーベル・バーグの旗手として若者を中心に人気を博した。
イタリアのネオ・リアリスモ、アメリカン・ニューシネマと共に、新しい
映画表現でフランス映画の存在を示した。皆様のご冥福をお祈りしよう。

白玉の 歯にしみとほる秋の夜の 酒はしづかに飲むべかりけれ(牧水)


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