会長ブログblog

2025.10.11

ノーベル賞

月曜の中秋の名月は。天候も回復し見事な十五夜月が姿を現した。

自民党総裁選挙は高市早苗さんに決まり、初の女性総裁の誕生だ。
党員票を多く集めた事が国会議員票にも影響したと思われる。
一年前の総裁選挙でも、党員票では上回っていたが、議員票では
及ばなかった。今回は党員の意向を反映させた結果に落ち着いた。

自民党は1955年の結党から70年を迎えている。細川内閣や
鳩山内閣などで下野したが、社会党や公明党との連立も含め長きに
亘り政権の座を守ってきた。戦後の復興期から高度経済成長期を
経て、バブル期以降の失われた30年など様々な時代があった。

長きに亘り政権を担えたのは、国際関係で欧米を中心とする西側
諸国との関係構築による経済発展を成し遂げた事が大きい。
しかし、官僚主導の行政制度の中で政治が埋没する傾向もあり、
時代の変化に合わせた政治改革が喫緊の課題になっている。

又、為政者・権力者は常に厳しい批判に耐えなければならない。
マスコミや報道機関は権力に与しない姿勢を旨とするからいつも
緊張感を持ち続けて自らを律しなければならない。政治と金問題
でも問題の本質である制度上の改革なくして説明責任は果たせない。

初の女性総裁就任は今までの殻を打ち破ることに期待が集まる。
時代の変化に敏感で、国民の総合的な福祉向上の実現こそが
支持率を上げる唯一の道だ。石破さんの失敗は少数派故に党内
世論に目が行き、自身の思う政策運営ができなかった事に尽きる。

今年のノーベル賞が発表され、生理学・医学賞に大阪大学の
坂口志文特任教授が、化学賞には京都大学の北川進副学長の
受章が決まった。日本の基礎学術研究は人類の未来に貢献する
成果を上げている事が証明された。快哉。

秋風に たなびく雲の絶え間より もれいづる月の影のさやけさ
                      (左京太夫顕輔)


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