会長ブログblog

2023.02.04

シンメトリー

寒が明け今日は立春、少しずつ空が明るくなり季節が進んでゆく。

かつては「立春大吉」というお札が神社・仏閣から配布され、
玄関や鬼門に貼る家が多かったが、最近あまり見なくなった。
立春大吉のお札は左右対称文字で、表から見ても裏から見ても
同じで、災いから守り福を呼び込む縁起物として貼られた。

神社、仏閣、お城、教会などはシンメトリーの建築様式が多く、
安定感と美しさを合わせ持つ。世界に目を向ければ、フランスの
ノートルダム大聖堂やヴェルサイユ宮殿、インドのタージ・マハル
宮殿など庭園も含めた対称形のデザインが美しい。

国内でも平等院鳳凰堂や金閣寺など多くの神社・仏閣が左右対称
の美しさを誇る。建築物だけでなく私たちの回りでも、春になり
水田に水が張られると、周囲の山々の景色が水鏡に映し出され、
上下の対称形が目を楽しませてくれる。

先週土曜日は結いの灯り「雪洞まつり」のスタートコンサートを
小出郷文化会館で行ったが、19時から高速道路と国道17号線
下りが雪のため通行止めとなった。長岡方面からの参加者には
大きな支障が出た。今年は特別に雪に弱い地域となり困惑している。

関越高速道が開通して以来、当社でも除雪作業に従事してきたが、
高速道で滞留が発生すると逃げ道がなく、人力で1台1台掘り
出すから開放まで数十時間かかる。事故危険もあり早期通行止も
止むを得ないが、国道は幾つもの交差道路から逃げれる構造だ。

だから、国道は生活道路として何としても死守してもらいたい。
日曜午前0時位までは小出で20~30cm程度の降雪量で
それ以降多かった。少なくとも22時位迄、人の動く時間は
通してもらわないと、道路を守ってきた除雪の歴史価値が下がる。

高速が止まったら、下も合わせて止めるという発想は理解できない。


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