会長ブログblog

2023.02.18

オフレコ取材

明日は二十四節気の雨水、降るものが雪から雨に変わる頃とされる。

小出辺りの平場では最深積雪を観測するのが、2月20日前後だから
雨水が実感されるが、守門、入広瀬や湯之谷の奥は3月初旬になる。
今冬の厳しい寒さも峠を越えたようだが、まだまだ雪の季節は続く。
総じて今冬は里雪で、魚沼のような豪雪地では小雪で終わりそうだ。

年末と1月末に高速道路と国道17号が止まり、不要不急の外出を
控えるよう呼びかけられた。しかし、年末も1月も特別な豪雪では
なかった。普段あまり降らない柏崎や長岡に12月にしてはやや多い
積雪があったために道路が止まり、全国に報道されてしまった。

年末の滞留は装備不良の大型車が動けなくなり起こったもので、
道路管理者の責任でも除雪体制の不備でもない。にも拘らず、
マスメディアは道路管理者の責任を追及するような報道姿勢の為、
過剰な予防策となり、観光や生活に多大な影響を与えてしまった。

1月末の通行止めは天気予報が悪かったので、高速道路は予防的に
通行止めにしたが、国道17号もそれに倣ってしまった。道路管理に
限らずだが、我が国の世論形成はマスメディアの影響が大きい。
政治でも経済でも国民の意識を造るのはマスコミの影響が大だ。

先ごろ総理大臣秘書官がLGBTに関する発言で罷免された。発言内容
は罷免止む無しの内容だったが、問題はマスコミとのオフレコ取材
で出た発言だったことだ。オフレコ取材は取材内容を表に出さない
約束だ。だから、個人的な意見や本音を言うことが出来る場だ。

よって、治安に関する事や国防に関する事など、国民に直接多大な
影響が出る場合でもなければ表に出さない決まりだ。今回の発言は
秘書官の個人的見解に過ぎない。人間社会だから人と人との信頼が
ないと、正しい情報を取ることが出来なくなる。その方が心配だ。

白銀の 鉄棒のごと朝々を 氷柱のめぐる うぶすなの家 (柊二)


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