株式会社三友組 新潟県魚沼市の総合建設業

半分の価値

夏至を過ぎ約11日目、昨日が七十二候の一つ半夏生(はんげしょう)だった。

二至二分は太陽暦では、最もわかり易い季節の区切りだが、半夏生は黄径100度の点を
太陽が通過する日で一年の半分に当たる。 一年の半分は6月30日ではなく、暦の計算上
182、5日目で7月2日が丁度半分に当たる。 半夏生は植物の名前で、この季節に山合い
の鬱蒼たる茂みの中で葉が半分白く変わる草を見つけることが出来る。

半分というと、コップに半分の水が入っているのを見て「まだ半分残っている」と見るか?
「もう半分しかない」と見るか?で考え方を判断する「コップの水の話」が有名だ。
しかし、現実はそう単純なものではなく、その時々で印象も変わるのが当たり前だろう。

今から30年くらい前までは、学校も会社も土曜日は半ドンといって、半日勤務だった。
あの頃は、日曜日より土曜日のほうが好きだった。 「コップの水」のように土曜日は今日の
午後から明日いっぱい休みが有るありがたさで明るく元気な気持ちになれた。
日曜日も午後ともなれば、もう休みも終わりかと暗い気持ちになってしまう。
どちらが良いとか悪いじゃなく、そういった相反する精神状態を持つ事は大事だ。

週休2日となって、土曜日が全日休みになってもあの頃の土曜日ほどありがたさがない。
そもそも休みが多くなって、休みの価値が薄れたのだろうか? 半分だからこそありがたさ
がより大きくなる、半日だから時間の大切さを改めて感じる。 何事も限りがあるからこそ
価値が見いだされる。

今から30年前に初めて会社に入った時、雪国の建設会社は稼げる季節が限られていた
せいで、夏場は日曜日でさえ休まず仕事をした。 過労になるからと、第一と第三日曜だけ
は全社必ず休む事にしていた。 その当時は休みは貴重だったから、今度の休みには
何をするか? 計画立てて休日を過ごした。 一日を半分に区切り、午前と午後にやる事
を分けて考えた。 そうして迎える休日の価値は大きかった。

明日は下弦の半月だ。 同じ半分の輝面比でも、満月に向かう上弦と新月に近づく下弦
では時間も見え方も全く違う。 上弦は昼ごろ出て夜12時頃に沈むが、下弦は夜12時頃
出て昼に沈むから、二十三夜月は夜中にしか見ることが出来ない。 旧暦七月七日の
七夕も、上弦の月夜となり夏の星空の観察には適していたが、新暦では雨の確率が高い
時期だ。 七夕の夜が晴れていたら、夜空を仰いで天体観察をしよう。

もし曇りや雨だったら、星にまつわる音楽を聴いてすごそう。

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